ここで、ちょっと電気のクイズで、ほっと一息!
1,電気を作るのは発電所ですが、発電所にはどんなものがありますか。
2,今、日本では、原子力発電への依存度はどれくらいだと思いますか。
3,風力や地熱などの新エネルギーを全て使って、その上、日本中の屋根という屋根、犬小屋にいたるまで全ての屋根にソーラーシステム(太陽熱)を作ったとして、それら全てのエネルギーをフル稼働させると、日本の電力消費量のどれくらいを確保できると思いますか。
4,太陽光発電の稼働率はどれくらいでしょうか。
5,太陽電池の耐用年数はどれくらいでしょうか。(しゃれではありません)
6,発電所ではどうやって電気を起こしているのでしょうか。
全部知っているとかなりのエネルギー通?です。ちなみに6番を世界各国の高校生にテストしたところ、日本の高校生の正答率はわずかに30数パーセントだったそうです。
日本の子どもたちは、自分たちの生活がどうやって成り立っているかを教えられていないのです。ゴミ拾いで地球が救えると思うのも当然です。
○石油の可採年数はあと40年であること、
○電気を作る発電所には石油をエネルギーとする火力発電所があるが、二酸化炭素を大量に排出するため、地球温暖化の原因になっていること、
○現在、電力供給は40パーセント~50パーセント近く、原子力発電所にたよっていること、
○原子力発電所は、自然エネルギーと同じくらい少ししか二酸化炭素を排出しないこと
○現在の時点で、太陽光や風力での電力供給はほんのわずかしかできないということ
せめて、以上のような事実を子ども達に伝えるのが私たちの仕事ではないかと思います。 ごみ拾いや、リサイクルで地球を救うなどという、誤った認識を子ども達にはさせてはいけません。風評に流されず、あくまで事実を見つめ、事実に基づいた授業を組み立て、子ども達の未来は子ども達の手で作っていくのだ、ということを踏まえ、自分達の問題としてとらえていくようにしなければなりません。
未来を切り開くことのできる子ども達を育てる授業に取り組むのが、今の私たち教師の仕事です。
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