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TOSSランドNo: 3759999 更新:2012年12月10日

ADHDの子どもが国語辞典引きの授業に参加する3分の指導


授業の導入に、国語辞典で言葉を調べさせた。
 すると、ADHDの児童が席を立ち歩いたり、突然人にパンチしたりする行動が少なくなった。
 本実践では、次の4点を指導のポイントとした。

(1) ほめる、順位をつける、自己評価させる。
(2) はじめは、ペアで調べさせ、一人にしないようにする。次第に、一人で調べさせる。
(3) 調べるページ数をせまく限定する。
(4) 一つの言葉調べの時間を時間を30秒として、次々と調べさせる。

(1) ほめる、順位をつける、自己評価させる。

① 毎時間、いつも国語辞典で始める。
 ② 席の隣同士で、ペアになって、言葉をさがす。
 ③ 国語辞典で探す言葉を、頭に「あ」のつく言葉に限定する。
 ④ 国語辞典で探す言葉を一つだけ、黒板に縦書きにしてひらがなで書く。
 ⑤ 2人で言葉を見つけたら、2人で席を立つ。
   指示 「見つけて席を立った人は、1勝です。」
   指示 「立ったら、赤鉛筆で言葉に線を引きます。」
   指示 「引いたら、意味を読みます。読んだら、座ります。」
 ⑥ 席を立ったペアに、子どもに10位まで順位を言う。
 ⑦ 同様に、五つの言葉を調べさせる。
 ⑧ 五つ終ったら、自己評価させる。
    私が 「1勝した人?」と聞いて、挙手させ、人数を黒板に書いた言葉の下に書く。
 

ADHDの子どもは、国語辞典から始めるようにすると、「今日は、か(が頭にくる言葉)からやろ。」と言いに来るようになった。
黒板に書く言葉を、すぐに見るようになった。

(2) はじめは、ペアで調べさせ、一人にしないようにする。次第に一人で調べさせる。

ADHDのT男は、一人で行うと好き勝手なことをする。
 そこで、次のように指示した。
「黒板に書く言葉を、2人で1冊の辞典を使って調べます。」
「言葉を見つけたら、指で言葉を押さえて立ちます。使っている辞典が、自分のなら赤鉛筆で線を引きます。」

2人で調べさせたためか、「できんー!」と騒ぎ出すことはなかった。
 見つけた後、ADHDの子どもが「あったー!」と大きな声で飛び上がるように席を立つことはあった。
 しかし、ふらふら立ち歩くことはなかった。友だちに「ここやよ」と教えにいくようになった。
 「く」のつく言葉を終えた時、「一人で(言葉調べを)したいー」と言った。
 そこで、「く」から一人で調べさせることにした。

(3) 調べるページ数をせまく限定する。

頭文字に「あ」から「わ」がつく言葉を、分厚い辞典から探し出すことは時間がかかる。
   そこで、簡単にできることから始めた。
   1日に、例えば、「ア行」の「ア」がつく言葉だけを調べさせる。
   1日目  あ  あい  あか  あつい  あめ  あり
   2日目  い  いえ  いし  いたい  いぬ  いわ
   3日目  う  うえ   うく  うつ   うむ  うれしい
     

このようにすると、どこからどこまでのページの範囲かが分かる。
  また、調べるページ数が少ないので、すぐに見つけ出すことができた。

 (4) 一つの言葉を調べる時間を30秒にして、次々と五つ調べさせる。

① 30秒までの間、10位までのペアに順位をつける。
 ② 10秒ごとに評価する。
   「10秒 ここまで金メダル」「20秒 銀メダル」「30秒 1勝 フィニッシュ!」
 ③ 順にページをめくっていくと、見つかるようにした。
   前のページに戻って、言葉を調べさせることはしない。

ADHDの子どもは、早く調べようとするようになった。


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