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TOSSランドNo: 1113106 更新:2012年12月09日

おにたのぼうしを一字読解で


関澤陽子(TOSS群馬アクティブ)

第1時  場面分けといろいろな読み方での練習

指示1:

先生が、番号をいいながら最後まで読みますので、
番号を書き込んでいきましょう。

①から⑥まで場面分けをしながら、範読していく。

指示2:

 第一場面から場面ごとに、いろいろな読み方をしていきましょう。
       ①・・・後追い読み
       ②・・・男子と女子のかわりばんこ読み(一文読みで)
       ③・・・部読み(1~4部ごと順に一文読み)
       ④・・・列読み(1~8列ごと順に一文読み)
       ⑤・・・2人読み(隣同士順に一文読み)
       ⑥・・・先生とみんなの交互読み(一文ごと)

第2.3時  第1場面を一字読解で

発問1:

第1場面について簡単な問題を先生が出しますので、
どんどん答えていきましょう。 ( )は、答え。
  ①題名は、何ですか。               (おにたのぼうし)
  ②このお話は、いつのことですか。        (節分の夜)
  ③おにたは、だれの家にいましたか。       (まこと君の家)
  ④まこと君は、何をしていましたか。       (豆まき)
  ⑤まこと君は、さいごにどこに豆をまきましたか。 (物おき小屋)
  ⑥おにたは、どこにすんでいましたか。      (物おき小屋の天じょう)
  ⑦おにたが、まこと君にしたいいこととは何ですか。(なくしたビー玉を拾った)
  ⑧おにたが、お母さんにしたいいこととは何ですか。(雨の時ほし物を投げ込んだ)
  ⑨おにたが、お父さんにしたいいこととは何ですか。(くつを光らせた)
  ⑩おにたは、どんな物で角をかくしたか。     (古い麦わらぼうし)

第4時 女の子についての発問の授業      

発問2:

女の子がどんな生活をしているかが分かる言葉を見つけ、
できるだけ短く、 たくさん書き出しましょう。
文章に書いてあるものは、○
文章に書いてないが、分かることは◎で書きましょう。

発表した。
  ○トタン屋根の家。
  ○豆のにおいがしない。
  ○ひいらぎがかざってない。
  ○でこぼこしたせんめんき。
  ○赤くなった指。
  ○うすいふとん。
  ○何も食べていない。
  ○台所はかんからかんにかわいている。
  ○米一つぶ、大根一切れない。
  ○まどにやぶれたところがある。
  ◎食べ物がない。
  ◎からっぽ。
  ◎つらい。
  ◎お父さんがいない。
  ◎豆がない。
  ◎びんぼう。
  ◎お金がない。
  ◎まずしい。
  ◎ひもじい。
  ◎古い家。
  ◎いっしょうけんめい。心配をかけない。
  ◎がまんしている。
  ◎お母さんが病気。
  ◎うそをついてしまう。
  ◎やせっぽち。
  ◎寒くて、くらい。
  ◎かわいそうだが、しあわせ。
 
女の子のことや性格みたいなことも出てきたがよしとした。

発問3:

おにたが、おんなのこを助けようと思ったのは、どの部分でしょう。
ここだと思う文に、線を引きましょう。わけもいえるとさらにレベルが高いです。

ノートには、「ぼく(私)は、○ページの~だと思う。なぜなら・・・」というように書かせた。
「なぜなら~」が、なかなか書けない。
とりあえず、どの文を選んだかを発表させた。
5つの文に分かれた。
    ①すると、女の子が、フーッと長いため息をつきました。
    ②おにたは、なぜか、せなかがむずむずするようで、じっとしていられなくなりました。
    ③台所は、かんからかんにかわいています。
    ④「あのちび、何も食べちゃいないんだ。」
    ⑤おにたは、もうむちゅうで、台所のまどのやぶれた所から、寒い外へとび出していきました。
 *話し合いの前と後の人数は   ① 1人→ 0人
                       ② 1人→13人
                       ③ 2人→ 5人
                       ④24人→ 7人
                       ⑤ 4人→ 8人
 *話し合いの様子
  ・⑤に賛成です。なぜなら、おにたは、助けたくって外に飛び出していったと思う。
    初めは、圧倒的に④が多く、理由は、
  ・④に賛成です。なぜなら、おなかがすいていると分かって助けたいと思った。
  ・④に賛成です。なぜなら、何か食べさせてあげたいと思った。
    などであった。
   ところが、
  ・④に反対です。なぜなら、何も食べていないことは③の時にわかっていたと思う。
    この意見で、④がぐらぐらした。
  ・②に賛成です。なぜなら、助けたくってじっとしていられなくなったと思う。
  ・②に賛成です。台所に食べ物がないかと思って調べに行ったのだから、食べてないともう思っていた。
   だんだん、「いつ、女の子が食べていないのかもしれないと思い始めたか。」ということになっていった。
  理由付きで発表した子は、34人中10人。
  わけを言っての発表が難しかったようだった。
  どこを選んだかは発表できるが、理由が言えない。
  話し合いの結果、②に落ち着いた。
 

第5時~  第4場面の1字読解の授業                

発問4:

第4場面について簡単な問題を先生が出しますので、どんどん答えていきましょう。                         
(   )は答え 
このあたりになると、答えやすいので、今度は、25番だよとたくさんの問題に答えるのを楽しみにしている子が出てくる。
 (25) 女の子の家をたずねてきたのは、だれでしたか。
     (雪まみれの麦わらぼうしを深くかぶった男の子、おにた)
 (26) 男の子は、何をさしだしましたか。  (ふきんをかけたおぼんなようなもの、赤ごはんとうぐいす色のに豆)
 (27) 男の子は、ごちそうをあげるわけを何だからといいましたか。(「節分だから。ごちそうがあまったから。」)
 (28) 男の子は、どんな様子で言いましたか。     (一生けんめい)
 (29) ふきんの下のごちそうは、どんな様子でしたか。  (湯気を立てている、あたたかそう)
 (30) ごちそうをもらった女の子は、どんな様子でしたか。(顔が、ぱっと赤くなった。にこっとわらった。)

初めて、答えだけ書かせたので、少し時間がかかったり手間取ったりして、テンポの良さに欠けていた。
もう少し、慣れてくるとテンポよくできると思う。

発問5:

第5場面について簡単な問題を先生が出しますので、どんどん答えていきましょう。                     
 (31) 女の子は、ふっと考えて、なんと言いましたか。(みんな、豆まきすんだかな。)
 (32) 女の子は、何がしたいのですか。       (豆まき)
 (33) 女の子の言葉を聞いて、おにたはどうしましたか。(とび上がった。)
 (34) 女の子は、おにが来るとどうなると思っていますか。(お母さんの病気が悪くなる。)
 (35) おにたは、どんなふうにいなくなりましたか。  (氷がとけたように。)
 (36) ぼうしの下には、何がありましたか。      (あったかい黒い豆。)

指示3:

お話から、次の~に入る言葉を考えましょう。
    ・女の子は、~(だ)から豆まきをしたいと思っている。
    ・おにたは、~(だ)から、豆まきをしなくていいのにと思っている。
    書けた人から、見せに来ましょう。

女の子コーナーとおにたコーナーを、黒板を半分に分けて作り、
子どもたちは、答えを次々に黒板に出て、書いていった。
そしてその後、書いたものを発表した。
〔女の子は、~から豆まきをしたい。〕
  ○~に入る言葉
  ・おにが来ると、お母さんの病気がひどくなるから。
  ・豆まきが、楽しそうだから。
  ・おにか来るとこまるから。
  ・節分だから。
  ・お母さんの病気が悪くならないように。
  ・お母さんが、かわいそうだから。

〔おにたは、~から豆まきは、しなくてもいいのにと思っている〕
  ○ ~に入る言葉
  ・豆がにがてだから。
  ・おにだから。
  ・豆がきらいだから。
  ・いろいろなおにがいるから
  ・豆は、いやだから。
  ・いいおになんだから。
  ・家に住めなくなるから。
  ・豆のにおいがいやだから。
  ・ おにが来ても病気にならないのだから。

指示4:

このお話では、豆まきをするところが2回出てきます。
まこと君の豆まきと女の子の豆まきですね。
この二つの豆まきのちがいをなるべくたくさん見つけましょう。
ちがいを比べることを対比と言います。

まず、ひらめいた人?と聞いてみた。
4人の子が発表し、どういう意味かが分かっころで、「1つ書けたら見せに来ましょう。」と指示した。
○は、文に出ている言葉。
◎は、文から考えた自分の言葉である。

         〔まこと君の豆まき⇔女の子の豆まき〕

  ○客間などたくさん豆をまいた。⇔  お母さんの部屋だけ豆をまいた。│
  ◎音が大きい。          ⇔  しずか。
  ◎明るい豆まき。         ⇔  少し暗い豆まき。
  ○力いっぱい。          ⇔  そっと。(やさしく。)
  ○元気に。             ⇔  しずかに。
  ◎豆は、(もともと)あった。   ⇔ 豆は、もらった。
  ○ぱらぱらが4回。        ⇔  ぱらぱらが8回。
  ◎はやい豆まき。         ⇔  おそい豆まき。
  ◎ちょっとざつ。          ⇔  ちょっと悲しい。
  ○いりたての豆。         ⇔  あったかい黒豆。
  ◎力いっぱいまく。        ⇔  ていねいにまく。
  ◎買った豆。            ⇔  もらった豆。
  ◎たのしそうな豆まき。     ⇔  うれしそうな豆まき。
  ◎白い豆。             ⇔  黒い豆。
  ◎楽しそうにまいている。    ⇔  やさしくまいている。
  ○節分の豆。           ⇔   ぼうしの下にあった豆。
 
 お話に出ている言葉を使った子、自分の言葉で表現した子といろいろな対比を出すができた。
まこと君の豆まきと女の子の豆まきは違うのかという問いには、
 ・女の子は、お母さんのことを考えて、そっとまいているから。
 ・お母さんをおこさないように、しずかにまいているから。
など、女の子のやさしい気持ちを理由にしていた。


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