正しい右手親指の位置とは、低い「ド」の指づかいをした時、親指が、人差し指と中指の間である。
では、なぜ、そこがいいのか。
それを、自然に納得させる方法を述べる。
指示1:
吹く方を左側にして、リコーダーを机の上に置きなさい。
このように置くと、右手だけで、リコーダーを吹く姿勢を取ることができる。
指示2:
右手をパーにして、そのままリコーダーを持ち上げなさい。
これは、実際にやってみせると、誰にでもすぐに出来る。
この時、自分の指の位置を、よく観察させる。
発問1:
今、親指は、どの指の後ろにありますか。
・中指と人差し指の間
・中指の後ろ
殆どの子が、自然にこうなってしまう。
説明1:
そうです。今、みんながやったように、自然に、中指と人差し指の間ぐらいのところに、親指がきます。
それは、こうするのが、一番持ちやすいからです。
これからは、リコーダーを吹くたびに、右手の親指の位置を確かめましょう。
親指が、中指の後ろに近いほど、小指にも、力を入れやすくなる。したがって、6や7の穴が、押さえやすくなるのである。
尚、右手親指の位置を定着させるには、次のようにするとよい。図のように、正しい親指の位置に合わせて、リボンで輪を作る。これを、足部管の細くなった部分にしばりつける。
リコーダーを吹く時は、その輪の中に親指を入れる。
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