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TOSSランドNo: 6343215 更新:2013年08月31日

5 本物は共通する面を持つ


 『少林寺拳法』誌の編集部から取材をうけた。
 私が野口先生の学校でやった「道徳」の授業についての取材である。
 とりわけ道徳授業の内容としての「五つの原則」について強い関心があるとのことだった。
 「少林寺拳法」は,拳士100万人を擁する大団体である。
 知的な集団であり,最も多人数の学生支部は「東大少林寺拳法部」であり,続いて慶応,早稲田となる。
 当然ながら「生き方」の哲学を持っており,雑誌には「生き方の連載がいつも載っている。
 その少林寺拳法編集部からの取材である。
 「五つの原則」が「私たち少林寺拳法とほとんど同じ」だというのである。
 しかも「私たちより,よく整理されており,わかりやすい」という。
 そこで「五つの原則」についてお尋ねしたいというわけである。
 TOSS道徳が提起するのは,「授業すべきことを授業せよ」ということである。
 「つまらない道徳」を「面白い道徳」にしようという努力も大切であるが,向山個人は全く関心がない。
 そんなことより「子どもの時にぜひとも授業すべきこと」を「授業する」ことのほうが百万倍も関心がある。
 これこそ日本の教育に欠落していたことであるからだ。
 では,「子どもの時にぜひとも授業すべきこと」とは何か?
 それこそが大問題なのである。
 適当に内容を見つくろえばいいというものではない。
 「いいこと」を全部入れればそれで良しというものでもない。
 「ぜひとも授業すべきこと」は何なのかなのである。

 あまりに多くのことを教えることなかれ。
  しかも教えるからには徹底して教えよ。

 私は山のように書をつみあげ,自分の体験を整理し,ようやく五つの原則に整理した。
 今の向山にできるせいいっぱいのことである。
 自信はあった。
 しかし,道徳に関心のある教師は「向山はしゃべりすぎだった」というような,つまらない点に言及するのみで,最も大切な「五つの原則」については何もふれないのである。
 もっとも,道徳の内容というような最高度に重要なことに言及できるほどの力がないと判断した方が正確なのだろう。
 重要なことを分らない人は,つまらないことに目が向く。
 しかも「自分が正しい」と思っているから始末が悪い。
 しかし,「哲学」については,一方の雄である少林寺拳法編集部から「そのものずばり」の反応があった。
 私たちの教えとほとんど同じだという。
 むろん,向山はそのことについては知らない。
 しかし,本物は共通する面を持つ。
 私が,心底期待していた反応であった。
 向山の提起する道徳授業の五つの内容(生き方の五原則と呼んでもいいだろう)とは次の通りである。

1 相手のことを心から考えよう
2 弱いものをかばおう
3 世のため人のためになることをしよう
4 まず自分にできることをしよう
5 先人に学ぼう

 この五つの原則は本当に大切なことなのか。
 過不足はないのだろうか。
 この五つの原則を深めるとはどういうことなのか。
 再三,再四,くり返し論議していただきたいと思う。


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