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TOSSランドNo: 4449395 更新:2013年08月23日

漢字を学ぶことの大切さ


1.早口言葉は漢字に限る

 1学期に、次の早口言葉を教えた。

 うたうたいがうたうたえというが
 うたうたいのようにうたうたわれたら
 うたうたいのようにうたうたうけれども
 うたうたいのようにうたうたわれないから
 うたうたいのようにうたうたわぬ
 

はじめに提示したときには、このようにすべてひらがなで書いた。わけがわからない。

そこで、次のように書き換えた。

 歌うたいが歌うたえと言うが
 歌うたいのように歌うたわれたら
 歌うたいのように歌うたうけれども
 歌うたいのように歌うたわれないから
 歌うたいのように歌うたわぬ
 

こう書いた後、次のように話した。

発問1:

歌うたいというのは、「歌手」のことです。
漢字が入っているのと、ひらがなだけのと、どちらが読みやすいですか?
 

断然、「漢字が入っている方」という答えが多い。

 高校生の時、部活動で早口言葉を練習した。わざと読みにくくしているかのように
すべてひらがなで書いてあった。横に漢字をふった覚えがある。次のようなものは、
漢字が入らないととても読みにくい。

・うりうりがうりうりにきてうりのこし、うりうりかえるうりうりのこえ
・すもももももも、もものうち。もももすももも、もものうち
 

 作文を書かせたとき、漢字をほとんど使わない子がいた。そこで、掲示してある
早口言葉(漢字交じり)を指し、次のように話した。

発問2:

あの早口言葉が全部ひらがなだったら、読みやすいですか、読みにくいですか?
 

子どもたちからは、「読みにくい」「すらすらなんて読めなくなる」という答えが返ってきた。

そうでしょう?漢字が入った方が読みやすくなるのです。
作文も同じです。漢字は見ただけで意味も分かりますが、ひらがなはただ「読めるだけ」です。
 

 その後、子どもたちの作文に漢字が多く入ったことは、言うまでもない。

2.付け足し言葉・論語

 「声に出して読みたい日本語」(草思社・齋藤孝著)の中に、「付け足し言葉」というのがある。
リズムに乗って読める、楽しい言葉である。

 この「付け足し言葉」を1年生が楽しそうに読んでいるのを見た。岡惠子氏の授業参観でのことで
あった。この様子を見て、「自分もやってみたい!」と思った。しかし、実際に子どもたち(3年生)
に教えたのは、それからかなり経ってからであった。まず、プリントにして渡した。

指示1:

これから追い読みをします。「驚き桃の木・・・」
 

 子どもたちの反応はと言うと、これがすごかった。岡氏のクラスの1年生と同じように、
興奮状態である。一番人気は「何か用か、九日十日」であった。

 翌日から、「付け足し言葉」と一言言っただけで、「驚き桃の木山椒の木、あたりき
車力よ・・・」と大合唱になった。もちろん、習っていない漢字も、漢字で書いてある。
プリントには、かなはふってあるが、掲示してある模造紙の方は、かなをふっていない。

 「声に出して読みたい・・・」からは、もう一つ、「論語」を読ませた。同じように、
プリントにはかなをふり、模造紙にはかなをふらなかった。こちらはすごかった。渡した
とたんに、子どもたちは夢中になって読み始めた。「10回読んだ」「もう15回読んだ」
・・・という声が続いた。ついには覚えてしまった子もいた。

3.テストの時に

 学年末、偏と旁の復習がでてきた。テストの問題を解いていたときのことである。

習っていない漢字も書いていいですか?
 

もちろん快諾した。すると、「月のつく字」には「朋」、「土のつく字」には「城」など、
習っていない漢字を書く子が何人もいた。学年の初めには「漢字を書くのが面倒だ・・・」
と言っていた子たちが、習っていない漢字を書きたがり、実際に楽しんで書いている。
「読み先習」の有効さを目の当たりにした。


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