TOSSランド

コンテンツ登録数
(2019/07/24 現在)

21642
TOSS子どもランド TOSSオリジナル教材 TOSS動画ランド TOSSメディア TOSS-SNS TOSS公式(オフィシャル)サイト
TOSS子どもランド
TOSSランドアーカイブ
TOSSランドNo: 1235116 更新:2012年12月06日

「遠い日の歌」(岩沢千早作詞橋本祥路作曲)の指導法A


合唱曲「 遠い日の歌 」( 岩沢千早 作詞 橋本祥路 作曲 ) を指導するときのポイントを、音楽の授業はもちろん、合唱コンクールなどの行事の時、担任の先生や生徒さんにもわかりやすくまとめました。

「遠い日の歌」は私の知るだけで、橋本祥路作曲が2種類あります。 
 A:2番の「人はただ」が女声で「その道で」が男声 3番の「人は今」が男声で「その胸に」が女声 
 B:2番の「人はただ」が男声で「その道で」が女声 3番の「人は今」も「その胸に」も男声  
 主な違いは、AよりもBのほうが男声にも主旋律が多いこと、Bは男声女声単位で旋律がでてくる、ということです。
 中学校のクラスではBのほうが歌いやすいかもしれません。Bはこちらのサイトをご覧ください。

1. 前奏はダイナミックに。

2拍前から、全員でゆっくり息を吸う。吸う音が聞こえるくらい、たっぷりと。

2. 「人はただ」の「ひ」をはっきりと。

Hの子音に息をたくさん混ぜて歌うつもりで。「と」を美しく発音するために、「ひ」の口を横に広げないで、できるだけ「と」の口に近いままで歌う。

3. 「人は」の「ひ」、「ただ」、「風の」の「か」、「なか」、「迷い」の「ま」「ながら」・・・など、口をあけて、はっきり動かす歌詞が多い。

チェックして、必ず意識して口を動かす。発音がクリアになる。以下の歌詞についても同様。

4. 「ただー」「中をー」「続けるー」などの「ー」で伸ばす部分を、大切に伸ばす。

これも、以下の部分でも同様。息継ぎもするけれど、けして「ただっ」「中をっ」「続けるっ」とブツギレで歌ってはいけない。
特に最後の「歌ー」は口を「あ」に十分開けて、声を前にぐぐっと押しだす。だんだん強くするくらいのつもりで。

5. 次の「ル」の部分、指定された強弱に注意。

アルトだけがmf、あとはmp。4分音符で動くパートが際だつように歌えばよい。次の段は全てmfだけれど、四分音符が目立つのはかまわないと思う。息継ぎの直前の音が短く乱暴にならないように、ていねいにブレスをしよう。これは以下の部分でも同じ。

6. 再び歌詞。

女声から男声へうまくバトンタッチするつもりで歌うとよい。注意点は上記2.3.4と同じ。

7. 「ラ」の部分。

ここははじめの4小節はmp、次の4小節をmfで歌う。4小節めのクレシェンドを十分にきかせるのがコツ。女声は付点四分音符で、男声は最後の四分音符でいっきに大きくするとよい。「ラ」は開放感のある音なので、後半4小節はのびのびと。

8.「人は今」に入る直前の2拍(直前の1小節でもよい)をくり返しくり返し練習する。

なぜなら、「人は今」から、この曲で初めて3パート別々の動きになるから。アルトの「ファ」とソプラノの「シ」が「1・2・3・ファシ」とはっきり聞こえると、次の小節のはじめが揃いやすい。

9. *主旋律が男声からアルトに受け継がれて、十分に聞こえるように大きくはっきり歌う。

とくにアルトは人数が少なく埋もれやすいので「はっきり」を意識して歌う。
*旋律ではないパートは、主旋律が目立って聞こえるように、しかも、自分たちのパートもよく聞こえるように、声の大きさを決める。とくに、「ルル」の部分は、ソプラノと男声で何回も練習して、「ルルル・・・」がうまく受け継がれるようにする。

10. 「ルー」のクレシェンドについて。

1拍目よりも2拍目をさらに大きくするつもりで歌う。息継ぎを十分にするために、すこしゆっくりにする場合もある。指揮者と何度も練習しよう。

11. 女声の「ランララ・・・」は舌をはっきり動かして「la」をクリアに発音する。

急がずにおちついて、カンニングブレスで、交代で十分に息継ぎをしながら歌う。ソプラノとアルトで、美しいハーモニーが気持ちよく聞こえてくるまで、無伴奏でくり返し練習するとよい。男声の「ランラン」はベースギターのイメージで。

12.最後の「ラ」は、口を十分に開けて、温かい「ラ」を歌う。

とくにデクレシェンドは「ラ>->->-」と4拍十分伸ばす。ソプラノだけ「ラララ」と歌うところは、息継ぎをしてゆっくりでよいので、最後の「ラ」に他のパートもあわせる。ここも繰り返し練習しよう。

「遠い日の歌」は、「心の瞳」「名づけられた葉」「友よ北の空へ」等と違って感情や心情を表現したり、「空駆ける天馬」「モルダウ」のように情景を表現する曲ではない。
技術的にと言うよりも、何を表現するかという点が難しい。具体的なものを示すことが難しいからだ。
「原曲の美しいメロディー」と「美しいスキャット」で攻めよう。

1.男声であれ、女声であれ、メロディーが美しく、気持ちよく歌えるようにする。
  パートを超えて旋律が受け継がれる部分は特に練習する。

2.スキャットだけの部分は、独立した3つのメロディーととらえて、どのパートも大切だと思って歌うこと。
  今流行のハモネプやゴスペラーズのように、無伴奏で歌えるまで練習するとよい。

3.秘策。
  2番のラララが始まって4小節目のクレシェンド。
  3番の歌詞からランランに入る部分のクレシェンド。
  この二つを弱くから思いっきり大きく。他のことはさておいても、この2個所だけで、聴いている人は「はっ」とする。


0回すごい!ボタンが押されました

コメント

※コメントを書き込むためには、ログインをお願いします。
New TOSSランド