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TOSSランドNo: 7551283 更新:2013年08月24日

新卒中学教師の心得5ヶ条


中学教師のもっとも大切な仕事は授業である。初めて教壇に立つ新卒中学教師に伝えたい「新卒中学教師心得5カ条」をまとめてみた。

1 1時間1時間が仕切り直しである

説明1:

中学校は教科担任制である。1時間1時間が新しい出会いの場である。時に生徒たちは,「えっ、なぜ?」と思うほどに変化を見せる。「前の時間にあんなに意欲的だったのに…」「前の時間はふてくされた様子だったのに…」自分の思いが裏切られることがたびたびである。以前,同じサークルの川神正輝氏が次のようなメールを送ってくれた。午前か午後かでも中学生の様子は違います。前の時間の授業の様子,天候,行事の有無などでも当然変わってきます。川神氏からのメールを読んで以来,毎時間のように「1時間1時間仕切り直しなのだ」と思い直すようにしている。

2 授業は短いパーツで組みたてる。(「パーツ」とは,1つ1つの学習活動のことである)

説明2:

生徒たちは,毎時間授業でやることが決まっていれば,例えその日に何があろうとも,指示に従い,授業に参加する。
 今年度,中学2年生の国語は,次のパーツで授業を組み立てている。

 (1)『あかねこ中学漢字スキル』(光村教育図書)
 (2)『中学生のための暗唱詩文集』(東京教育技術研究所)
 (3)教科書の音読
 (4)教科書の内容
 (5)教科書準拠の市販ワークブック

 毎時間,『あかねこ漢字中学スキル』(光村教育図書)で授業をスタートするので,私が教室に入ると同時に私のマネをして「漢字スキルを出します」と言う生徒もいる。やることがはっきりとしていると,生徒も安心して授業を受けることができるようである。ただし,天候や時間帯などによっても生徒たちの様子は異ってくる。大きな行事を目の前に,少し落ち着かない雰囲気の時もある。そんな時は,生徒の様子を見て,暗唱を行ったり,教科書の音読から始めることもある。いずれにせよ,最も大切なのは「授業で勝負する」という気持ちである。教師の生命線は授業である。

3 生徒たちをほめ続ける

説明3:

腰パン,シャツ出し,眉なしのやんちゃな生徒もほめられると喜ぶ。ほめられると照れくさそうにする。中学生だって,ほめられたいのだ。中学生にとってほめられるということは,(自分が)認められたことにつながっていく。授業中はもちろんだが,学校生活の中のさまざまな場面で,ほんの小さなことでも見つけて,ほめ続けていくことが大切だ。そのために,教師は常に生徒たちの良いところを見つけようと努めなくてはならない。もちろん,ほめなくてはいけない。
 授業中に、教科書の音読をしていたときのことだ。「Aさんの姿勢がとってもよかったです」と,Aさんの姿勢の良さをほめた。
 私がこのように言った瞬間,数名の男子がピンと背筋を伸ばした。すぐに,「今,ピンと背筋を伸ばした人がいます。良いことが広がっていく素晴らしいクラスですね」と言った。一人をほめると,それが学級全体へと広がっていく。このときは,姿勢をほめた後に行った音読の声が一変した。ほめることは、いろいろな効果をもたらすのである。
 授業以外でも,ほめることの効果はある。ある日の掃除時間のことだ。B君は自分の担当場所が早く終わったので,Cさんの担当場所を手伝ってくれた。掃除が終わった後,「B君、Cさんを手伝ってくれたんだね。B君やさしいなぁ。ありがとうね」と声をかけた。B君は照れくさそうに,その場を去っていった。どのような場面でも,生徒たちの良いところを見つけてほめることである。そして,それを継続することだ。
 そして,生徒たちの良いところを,担任や他の教師に伝えることも大切な「中学教師の仕事」である。

4 ゴールをイメージする。自分の願いをはっきりさせる。

説明4:

中学校の学級経営のゴールを1つあげるならば,「担任がいなくても3日間自分たちで生活ができる学級」である。年度初めに一年の最後の授業,または学活で生徒たちにこんな力をつけたい,こんな学級でありたいというイメージを持っておくことが大切である。それらを意識して授業・学級経営を行っていくのだ。そのためのキーワードとして,サークルの川神正輝氏は次の5つの視点をサークルで話してくれた。

 (1)「点」ではなく「線」で考える
 (2)モノを準備する
 (3)記録をつける
 (4)公開して,後悔しない
 (5)ネットワークをつくる

 ポイントは,生徒,学級,そして自分の仕事を加点法で見ていくことである。けっして完全,完璧を求めないことである。

5 ネットワークをつくる

説明5:

教師の仕事は,多岐に亘り,複雑で,個別的である。いくら本を読んでも,いくら一人で悩んでいてもどうしようもならない問題が多い。特に若い時はそうである。校内の先輩に報告,相談,連絡を行うことはもちろん大切である。それに加えて,校外に自分の相談にのってくれ,授業方法などを一緒に検討できる仲間,ネットワークがあると心強い。


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