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TOSSランドNo: 3115554 更新:2013年08月23日

向山洋一氏の黄金の3日間(全体構造図)


準備、授業、語り、原則、保護者へ向山洋一氏の黄金の3日間

A 圧倒的な準備

発達障害の子を担任することが決まったときの向山洋一氏の黄金の3日間の準備である。
(1)本を読む
向山氏は春休みの間になんと、52冊
もの本を読んだ。おそらく日本にある、
発達障害に関する本を読んだだろう
(2)医者に会う
「何人もの医者をたずね、聞いて
 まわった。」(教師修業十年より)
(3)前担任から引き継ぎ
(4)母との面談
(5)恩師に会う
向山氏は氏の恩師である、東京学芸
大学の星野安三郎先生にその話をし、
アドバイスをもらっている。
(6)親にお願いをする

 向山氏は、以下の8つをお願いした。
(7)学級通信にスナイパー
(射撃手)という名前をつける。
(8)学級経営案を細部にわたって
検討する  
A教科の展開 B机の配置
C話し方
D始めの一週間は何をするのかを
詳細に案を作る。
(10)始業式の日、何が何でも彼を
ほめる。そのための方法を考える。

B 知的な授業

(1)0の意味
(2)山川の読み方
(3)自分の名前を3回書く
(4)4m+2

C 出会いの語り

(1)ひいき、差別は絶対にしない。
許さない。
(2)諸君の一人残らず、先生が
かしこくしてやる。できるようにしてやる。
(3)教室は、間違える場所だということ。

D 成長の原則

成長曲線。左図でなく、右図のように進歩する。
「水泳でも、作文でも、練習中、ちっとも伸びないように見えて、持続さえすれば、突然できるようになるのだ。」(スナイパーNo.9より引用)
学級スタート時に向山氏が子供たちに伝えた学び方の方の原則。

E 保護者に教育方針を提案する

以下の8つをお願いした。
(1)さしあたって、算数の勉強などの「できないこと」をやらせるのではなく、「手伝い」「自分のことは自分でする」などの「できること」をさせるようにしてください。……(8)つまり、一つ一つできることをふやし、自信を持たせ、やる意欲をおこさせ、生きていく力と術を教えてほしいのです。
向山氏は、今から約30年前に、現代の発達障害の子への教育方針と同じ方針を保護者に提案していた。

向山学級黄金の三日間 年代別一覧

年度: 1968年

歳:24

教職:1年目

日付: 1968年4月

学校: 大森第四小学校

学級3-4

代:1代目

通信: 学年通信
あすなろ

内容: 諸連絡

詳細: 4月9日の学年通信に諸連絡が載っている。
①前書き ②担任紹介 ③4月の行事 ④健康診断について ⑤PTA総会について ⑥各教科の学習について ⑦給食費について ⑧ノートについて ⑨投稿時刻

年度: 1971年

歳:27

教職:4年目

日付: 1971年4月

学校: 大森第四小学校

学級3-4

代:1代目

通信: 学年通信
とっぴんぱらりのぷう

内容: 学級学習・自治組織図例

詳細: 学級総会は大きく3つからなる。①日直、②係り長会、③班長会である。
①日直は一人一役制の原則であり、当番活動である。
②係りは Ⓐ新聞係、Ⓑ議事運営員会(学級会係り)、ⓒ文集・雑誌係り、Ⓓ集金係り、Ⓔ実行委員会 イ)伊豆高原実行委員会、ロ)スポーツ大会実行委員会 で組織されている。自主性、自発性、創造性を貫徹する。
③班は1~6班で構成される。集団形成の基本的”場”である。班学習・班遊びを多く行う。

1 当番活動と係り活動を明確に分離する。分離の基準は児童の自主性、自発性、創造性が保証できるかどうかにおく。
2 日直はその日一日の全責任を持ち、当番活動に含まれぬ仕事もする(机の整頓など)
3 係り活動は1を満足させられかつ、常時活動可能なものとする。
4 班は日常生活の基本単位とし、内的集団形成の場とする。
5 班長、係り長の兼任はしない。
6 班長、係り長は立候補演説をともなう立候補とする。ない場合は空白のままにする。多数立候補しば場合はじゃんけんとし選挙はしない。(誰に対してもなれるチャンスを平等完全に保障する)
7 対面式のあいさつ、臨時実行委員等も6に準じる。(実行委員は試案の提出を求める。)
8 週予定表の帰りの10分間は、議運、班長会、集会が運営しやることは自由とする。

4月12日(月)、地図あそび(社会)について、とっぴんぱらりのぷう第3号に掲載。
4月13日(火)、新聞.ボーガーの創刊号発刊。

年度: 1972年

歳:28

教職:5年目

日付: 1972年4月

学校: 大森第四小学校

学級4-2

代:2代目

通信: 学級通信
アンバランス

内容: 失敗することについて

詳細: 第1日目から、何回かに分けて、繰り返し繰り返し話をした。
第一は、どのような科学であれ、芸術であれ、失敗の連続の中から作られたこと。
第二は、人間の可能性について話をした。アインシュタインを例に話をした。
第三は、教室目標について話をした。
「教室は、まちがいを正し、事実をみつけ出す場
 教室は、まちがいをする子のためにこそある。
 教室には、まちがいをおそれる子は必要ではない。」

年度: 1973年

歳: 29

教職: 6年目

日付: 1973年4月

学校: 大森第四小学校

学級:5-1

代: 2代目

通信: 学級通信
   エトランゼ

内容: 失敗することについて

詳細: 初対面の日に、向山先生は失敗することについて30分話をした。
「強くたくましい人間への前進をするために、俺たちは、誰しもが持っているためらいやずるさやいいかげんさを自ら否定していかねばならないと思う。」
向山先生は二つ子どもらに要求した。一つは差別のことであり、一つはにせものについてである。

年度: 1974年

歳: 30

教職: 7年目

日付: 1974年4月

学校: 大森第四小学校

学級6-1

代: 2代目

通信: 学年通信
  たけしび

内容: 保護者へのメッセージ

詳細: 私達三名 力不足ではありますが 教師として最も大切な心だけは持っているつもりです。「一人一人が、真に大切にされなければならない」という原点だけは、はっきりとあるつもりです。

年度: 1975年

歳: 31

教職: 8年目

日付: 1975年4月

学校: 調布大塚小学校

学級5-2

代: 3代目

通信: 学級通信
エトセトラ

内容: 出会いのとき

詳細: 4月8日(火) 子どもたち、一人一人の名を呼んだ後質問を受けた。そして、次のようなことを述べた。
教室はまちがいをする場であるということ。
そのために言っておきたいことが2つある。
一つは「差別を許さない」こと。もう一つは「にせものは許さない」こと。
また、好きな教科・嫌いな教科の人数調査も行なわれた。

4月9日(水) 昨日出しておいた30秒スピーチをさせる。
初めの3人で中止した。家で考えて来ていなかったからだ。

4月10日に掲載された高橋弘一郎の日記に「先生の詩は大オンチだ。」と書いている。つまり、黄金の三日間で既に向山氏は歌を歌っている。

はじめての算数の授業は「0はどういう意味をあらわす」だった。

年度: 1977年

歳: 33

教職: 10年目

日付: 1975年4月

学校: 調布大塚小学校

学級5-1

代: 4代目

通信: 学級通信
  スナイパー

内容: 黄金の三日間の語りと授業

詳細: 4月6日(水)、初日、向山氏は次のような話をした。
第一に、ひいき、差別は絶対にしない。許さない。
第二に、諸君の一人残らず、先生がかしこくしてやる。できるようにしてやる。でも、これは先生だけがやっても、君達が努力しなければできない。そのために二つのことを心してもらいたい。
ひとつは教室は、間違える場所だということ。
「0は何を意味するのか」、「山川の読み方」を通して、「このように、できるできないといってもさがない。一年生の勉強でもこれなのだ」と話した。「うんとまちがえばさい。まちがいの山をつくりなさい」と言った。

4月7日(木)、黄金の二日目。
最初の授業は「自分の名前を漢字で三回書かす事」であった。
次の授業は算数だ。4m+2の授業だ。その他「1から10までの数で集合を考えてごらんなさい」と向山氏は言った。この問題は翌日扱われた。

4月8日(金)、黄金の三日目。
算数の授業2時間目①「1から10までの数で集合を考えてごらんなさい」の続きだ。三台目とやったときは60近く出たと書いてある。②「数がない時、牛などの多少をどうして比べたか」や③「0、1しかない時、5つ分をどう表すか」などを勉強した。④ローマ数字、⑤ゼロの発見と位取りの発見 の授業がされた。

4月11日(月)、成長曲線の話が学級通信に載っている。

年度: 1983年

歳:39

教職:16年目

日付: 1983年4月

学校: 調布大塚小学校

学級1-3

代: 7代目

通信: 学年通信
  あのね

内容: 1年生の黄金の三日間 1日目

詳細: ①握手をして教室で子どもを迎えた。②「困った事」について話し合った。③じゃんけんゲームをやった。④返事の練習をした。
その他、次のことをした。①学校めぐり。②雨の日、かさのしまい方を教える。

年度: 1985年

歳: 41

教職: 18年目

日付: 1985年4月

学校: 調布大塚小学校

学級3-1

代: 7代目

通信: 研究通信

内容: 1時間目の理科の授業

詳細: 4月11日(木)1・2校時、始めたの理科専科の授業。初めての専科の授業は向山氏が児童を連れて行った。

※参考文献  ①向山洋一年齢別実践記録集 ②教え方のプロ・向山洋一全集4 「最初の三日で学級を組織する」 ③教室ツーウェイ4月号


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