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TOSSランドNo: 1806441 更新:2013年08月21日

【日常の向山・小森型理科の授業】教科書を使った実験授業(てこのはたらき)


【日常の向山・小森型理科の授業】教科書を使った実験授業(てこのはたらき)

 たくさん自由試行をさせて、高度な討論を展開する「豆電球の授業」「じしゃくの授業」などのような「向山・小森型理科」の授業に対し、日常の向山・小森型理科の授業は、教科書通り知的に授業していくものがある。
 その日常の向山・小森型理科の典型の授業を目指して「てこのはたらき」の授業をした。

1.授業の概要

6年生理科で「てこのはたらき」の単元を学習する。
平成15年一部改訂の現行の学習指導要領になってから、完全に「脱ゆとり」となり、基礎基本徹底型へと移行した。
学習内容もかつての学習内容に戻り、いわゆる「ゆとり」の時代からすると「逆コース」を辿っている。
この「てこのはたらき」もいわゆる「ゆとり」の時代の教科書からは外されてた単元だ。
移行措置の別冊教科書というのが存在して、その中に入っていた時代の授業である。
実験は極めてシンプルに、教科書通り、「理科の問題解決型学習」のスタイルで進めた。

①教科書の実験課題通りに、学習課題を書く。
②それに正対した予想を書き、指名なし発表をする。(よい学習課題の時には、指名なし討論に発展することがある。)
③実験の方法を教科書の通り、イラストで書く。
④実験をした後、実験結果を書く。(燃焼などを伴う実験中はノート類が危険なので、机の上は綺麗にする。)
⑤学習課題に正対したまとめを書く。

2.学習課題とまとめの関係について

この実験での学習課題は次のとおりだった。

てこのはたらきを使って、どのようにしたら力を少なくおもりをあげられるだろうか。

まとめは、学習課題に正対するのだから、次のようになる。

てこのはたらきを使って、(力点は支点からできるだけ遠く、作用点は支点からできるだけ近い距離)のようにしたら、力を少なくおもりをあげられる。

実は、理科の教科書には、「まとめ」に当たる記述がきちんと書かれているが、時々、学習問題に、全く正対していない場合がある。
その場合は、きちんと正対するように指導する。

3.物理実験はできるだけ大きくする

5年生での「ふりこの実験」、6年生での「てこの実験」などのような「物理領域」の実験は、できるだけ大掛かりな装置を作った方が、子供たちはわかりやすく、ダイナミックな楽しい実験になる。
今回の「てこの実験」も、理科支援員の先生が、理科室の椅子を使用して大きな実験装置を作ってくださった。

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5年生の「ふりこの実験」では、天井からふりこの糸を吊り下げて、ふりこを動かした。

Furiko

4.実験の内容

①教科書で、まず、「力点」・「支点」・「作用点」というてこの用語について押さえる。
②実際に実験器具をつかって、てこを使って思いおもりを持ちあげてみて、力点の位置、作用点の位置がどの点だと持ち上げやすかったのか経験させる。
③「力点は支点から遠い距離の方が持ち上げやすい」「作用点は支点から近い距離の方が持ち上げやすい」という実験結果が得られる。
④③の結果から、「最も軽くブロックを持ち上げられるには、どうしたらよいか?」という問いを、さらに予想した後、実験して試す。
⑤「まとめ」を書く。
⑥全体で確認をする。

5.授業での子供たちの反応

教科書通りの極めて簡単な授業だが、大きな実験装置を用意したため、とても楽しく学習することができた。
子供達は力点や作用点を少し動かすだけで、とてつもなく負荷がかかったり、逆に楽に軽く持ちあげられるということを体を通して学んでいた。


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