TOSSランド

コンテンツ登録数
(2017/06/25 現在)

21421
TOSS子どもランド TOSSオリジナル教材 TOSS動画ランド TOSSメディア TOSS-SNS TOSS公式(オフィシャル)サイト
TOSS子どもランド
TOSSランドアーカイブ
TOSSランドNo: 1211205 更新:2013年08月20日

「リズム太鼓」にあわせて、歩く・走る・止まる~根本正雄氏の追試~


根本正雄氏のリズム太鼓による模擬授業を初めて見たのは、、2000年8月『根本体育直伝講座IN名古屋』だった。「リズム太鼓」というものがあるには聞いていたが、実物を見るのも、その使い方を見るのも生まれて初めてだった。根本氏の心地よい音の出るたたき方は、さすがだった。見よう見まねで、その一部を追試した。

 場所は体育館。バスケットコートの線があるためだ。子どもたちにはその線上を1列で歩かせる。根本氏は、「太鼓の音が聞こえるところで」という限定で自由に動かせていた。しかし、1年生にそれをさせると、教師の近くでうろうろして混雑し、十分に動けなくなってしまう。また37人もいると、子ども同士がぶつかって、怪我をすることも考えられる。さらに教師の指示も出しやすいこの方法にした。

 最初、子どもたちは2列縦隊に並んでいる。教師の立ち位置は、子どもたちの前方。
 向かって右端の列の先頭の子に指示を出す。

指示1:

線の上を1列で歩いて行きます。出発。

先の列の子たちが線上に出終わる頃を見計らって、次の列の先頭の子に指示を出す。

指示2:

ついていきます。出発。

 全員が線上に出たら、子どもたちの歩いている速さで太鼓をたたく。
タン、タン、タン、タン、・・・
 太鼓をたたきながら教師も歩き、教師の立ち位置を、バスケットコートの中央に移す。どの子にも音がよく聞こえるためだ。このとき、子どもたちが1方向にぐるぐる歩くので、教師は子どもたちと逆の方向に回りながらたたくと、全体の子の動きをよりよく見ることができる。

指示3:

太鼓の音にあわせます。

1.太鼓のたたき方を変える。
 タッタ、タッタ、タッタ、タッタ、・・・ (子どもたちはスキップを始める。)
2.始めのたたき方に変える。 
タン、タン、タン、タン、・・・ (子どもたちは歩き始める。)
3.また、太鼓のたたき方を変える。
タタタタタタタタ・・・・・・ (子どもたちは走り始める。)
4.何度もたたき方を変え、音にあわせて歩くことに慣れさせる。
5.歩くのに慣れた頃、突然たたくのをやめる。
 立ち止まった子を、「よく気がついたね」と、思いっきりほめる。

指示4:

太鼓が止まったら、みんなも止まります。

音がやんだら止まることを覚えさせる。再びたたき始めると、子どもは太鼓に合わせて歩き始める。
 「歩く・止まる」を繰り返す。

 止まったときに、次の指示を出す。

指示5:

次歩くときは、さっきと反対の方向に進みます。

 「歩く・止まる・逆方向に歩く」を繰り返す。
 太鼓の音が止まり、また鳴り始めるたびに、子どもの進行方向も変わる。

 向きを変えることに慣れたら、「歩く・スキップ・走る・止まる」をランダムに繰り返す。
 「走る→止まる」の時は、急に止まると前の子にぶつかって危ないので、なるべくスピードを落としておいて止まらせる。
 音が止まると、『だるまさんが転んだ』の時のように、わざと無理な体勢のまま、あるいはあり得ないような無理なポーズをつくって止まろうとする子ができてくる。次はどんなポーズで止まろうか、○○君はどんな体勢で止まるのだろうかと、にやにや考えながら歩く子も出てくる。

 「変化のある繰り返し」を続けることで、飽きることなく、集中して運動することができた。
 太鼓の音を出していると、教師の声がなかなか通らないので、指示を少なくすることは有効だった。

 この実践を2年生37人に行っても、効果があった。慣れてから、線上を指定せず、好きな場所に移動させたら、やはり衝突した子が2人いて危険だった。低学年には、1列で歩かせた方がよいとわかった。

出典:『根本体育直伝講座IN名古屋』2000年8月


0回すごい!ボタンが押されました

コメント

※コメントを書き込むためには、ログインをお願いします。
New TOSSランド