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TOSSランドNo: 3432816 更新:2013年08月19日

「あんどこ」で友達と楽しくバランスを鍛える


1 連続ジャンプやケンケンの動きに、コーディネーションの要素を加える

 連続ジャンプで前後左右に移動したり止まったりする動きは、バランスを鍛える上で有効である。着地した際に、自然にバランスを保ったり、姿勢を立て直したりする能力を働かせることになるからである。さらに、それをより不安定さのある片足だけのケンケンでやると、バランス能力を鍛えるのにさらに効果がある。
 この連続ジャンプや片足ケンケンで移動するといった運動に、周りの状況や与えられた条件に応じて動くというコーディネーショントレーニングの要素を加えていく。

 今回は、かつてTV「伊藤家の食卓」などで話題になった『あんたがたどこさ』を題材として、「与えられた指示や動きの約束に従って動く」、「友達の動きにあわせて動く」という条件を加えることで、コーディネーショントレーニングとして以下のように運動を行った。
 行ったのは小学5年生に対してである。

2 『あんたがたどこさ』をアレンジして  

『あんたがたどこさ』を以下のようにアレンジし、変化のある繰り返しで行った。
①基本的な動きのルールを確認。

説明1:

歌にあわせて、両足ジャンプで前に進みます。ただし、歌詞の中に『さ』が出てきた時は、逆に1歩下がります。

 歌いながら、両足での連続ジャンプで1歩ずつ前へ進む。ただし、歌詞中の『さ』の 部分だけ後ろに下がる。最初は、慣れるまでゆっくりとした歌のリズムで行う。
 また、いきなり最後までミスなく動くのは難しいので歌詞の前半部分までとして行い、成功の達成感を持たせる。

②人数を2人組、4人組・・・・と増やしていく

指示1:

2人組でやります。たてに2人ならび、前の人の方に手をかけます。

 イラストのように、縦に並び、ジャンケン列車のように前の人の肩に両手をかける。まずは2人組から。2人のうち、どちらかが間違えると動きがそろわずぶつかりそうになるので一目でわかる。ペアで行うことで、子どもたちが一気に楽しんで取り組むようになる。成功できたらペアどうしが合体して4人組。さらに8人組と人数を増やしく。意欲をさらに高めるために、全体を2つに分けて、お互いに見合う時間をとるとよい。最後まで間違えずに成功した時は、ペアやグループで喜んでいる姿がたくさん見られる。

Gazou1

③片足ケンケンの状態で行う

指示2:

右足を上げて、ケンケンで行います。

②を片足を上げたケンケンの状態で行わせる。バランスを崩しそうになる子もいるが、前の友達の肩に手をかけているので、倒れることはまずない。体力のない子には最初からケンケンで歌の最後までやるのはきついので、まず歌は前半部分までやらせる。できたグループは歌の最後まで挑戦させた。片足をあまり大きく上げないで軽く上げさせるようにするとやりやすい。
 なお、片足ケンケンで動く際は、立っている方の足がいつも同じ足にならないように注意することが必要である。足を変えさせ、バランスよく鍛えていくことが大切である。

④前の人の片足を持って行う

指示3:

前の人の片足を持ち、もう片方の手は肩にかけて行います。

さらに難易度を上げる。イラストのように前の人の片足を持ち、もう片方の手は肩にかけるようにする。バランスをとりながら動くのがより難しくなるが、やっているうちにできるようになってくる。これができたら、肩にかけていた手を外し、両手で前の人の片足を持たせるようにさせる。よりバランスが取りづらくなるが、動くタイミングがよりぴったり揃うようになるときれいにできるようになってくる。

Gazou2

⑤歌のとちゅうで、『ストップ』の合図を入れる

指示4:

とちゅうで先生がストップと言います。言われたらその場でストップです。バランスをくずして、ついている足が動いたグループはアウトです。

④の時に、途中、教師がどこかで「ストップ」の合図を入れる。バランスを崩さずに、全員その場で片足で立っていられればセーフ。誰かがその場から動いたり、両足をついてしまったらアウトとなる。全員で歌う速さを合わせて歌いながら行う。

⑥前後の動きを左右の動きに変えて

指示5:

今度は、両足ジャンプで右に進みます。『さ』が出てきた時は、逆に左に動きます。

前後で動いていたジャンプに横方向のジャンプを加える。「さ」の部分で後ろでなく、右に動くこととする。前後方向に動いていた時と比べて、横方向に動く幅をみんなできれいに揃えるのが難しい。だが、これもやっているうちにグループの動きがきれいに揃ってくる。
 また、グループで手をつないで輪を作って内側をむいた隊形でも行う。この場合、動きの約束は「歌に合わせて左方向に動き、『さ』の部分だけ右方向に動く」こととする。友達どうしで顔を見合いながら行えるので、前後に並んで行うのとはまたちがう一体感がある。これもケンケンなどでも行わせる。子どもの動きや感想からみると、前後より左右の動きの方がバランスがとりにくいようである。

3 友達と関わりながら楽しく

この運動ではバランスを鍛えるだけでなく、友達との関わりも多く引き出すことができる。具体的には、①友達と肩、足、手をふれあうことで生まれるスキンシップ、②どうすれば成功するか、きれいに揃って動けるか相談する姿、③成功した時みんなで自然に喜び合う姿などである。
体づくり運動の時間にオススメである。

参考文献
「 小学校コーディネーション運動 」:望月 明人著(明治図書)


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