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TOSSランドNo: 3617622 更新:2012年12月04日

「明日の空へ」( 山崎朋子 作詞・作曲 ) の指導法


2部合唱なので、1年生向きの歌と思われがちだが、歌詞の内容を考えると、3年生でも十分歌える。お別れ会などでの全校合唱にもぴったりである。山崎朋子さんは、現役の中学校の先生です。

1. 出だしをそろえる

息を吸っているのがわかるくらい、全員でそろって息を吸う。
もしくは、1小節まえの全休符で4拍かけてゆっくりたっぷり吸う。

2.「遠く/遠く」ではなくて、「とおくーとおく」とひとまとまりで歌う

このひとまとまりのなかに<>をつけるつもりで。
どのくらい遠く?500m?1Km?もっと?「地平線の向こう」くらい果てしないところでしょ?
必ず、全員が共通したそんなイメージをもって歌うこと。そうすれば、歌い始めから必ず距離感が表現できる。

3.「あの/はてしない/空に」という言葉がわかるようにうたう

「のーは」「いそら」と聞こえては失敗。「は」のH、「空」のSをていねいに。果てしない空をイメージして歌う。少なくとも、視線は上向き。全員で遠くを指さしながら歌う練習も効果的。
「空に<」とぐーっとクレシェンドする。

4. 「両手伸ばして」は休符があるから「両手/伸ばして」と切って歌う

実際に目の高さくらいに両手をすっと伸ばして、息を吸ってみよう。
「思い切り・・・」からは好みもあるだろうが、私は「おもいっきり/息を/吸ってごらん」と「吸って」がヤマになるように歌う。
「ごらん」の「ん」はN。唇を離して、鼻に響かせる。

5. 「長く・・・」以降、男女が別れて歌う。

「長く長く」は上記2のように一息。女声はエコー。男声が主役。
「続く./この/道の/果てに」と聞こえるように、特に「この」のK、「果てに」のHをはっきりと。低声がメロディーになる。
「続く」から男女一緒になるので、エネルギーが増えるイメージ。
「僕らが」以降も男声が主役。
上記と同様に、「歩いている」からエネルギーが増える感じで、「大きな夢」がヤマ。
「大きな/夢を/かかえて」と、言葉をはっきり歌う。「おかか」と聞こえないように。

6. 「さみしい・・・」

一転して、寂しいんだからちょっと弱く。
「あなたが/いる」あなたの「あ」、いるの「い」をはっきりと。

7. 「ひとりぼっちじゃない・・・」

無理にクレシェンドしなくても、音が高くなれば大きく聞こえる。
ことばとしては「ひとりぼっちじゃ/ない」だが、歌うときは「じゃ」でお腹をぐっと引き締めておかないと、「ない」がつぶれた声になる。また、「ぼっちじゃ」ではなく「ぼーっちじゃ」と歌うこと。
「ない」も「な>い」と「な」に重心を置く。

8. 「広い<宇宙で<宇宙で」

楽譜ではここで3段階に大きくするようになっている。そのエネルギーを持ったままで「いつまでも・・」を大らかに歌う。

9.「いつまでも/わすれはしない」と、言葉を意識して歌う

「いつま/でもわす/れはしない」になっていないかな?
「ともに/過ごした/輝く/日を」SやKをはっきりと歌う。
「いつまでも・・・」から「輝く日を」までを大きなまとまりと感じて歌う。

10. 「そして・・・」

ここでいったん小さくする。

「つばさvひろげて」とあるが、「v」は息継ぎと言うよりも「つばさ/ひろげて」とはっきり言いかえることが大切。特にHをはっきり。息継ぎなら「そして」のあとでも、Uhのあとでも、十分できる。
「あの空」ってどこ?全員で指さして、方向を決めて、意識の方向に向かって歌うとよい。
遠ざかっていく距離感を歌うために、だんだん弱くする。

11. 「心を開いて・・・」上記6と同じメロディーだが、こちらは男声が主役。女声はひかえめに

「こころを」Oの発音(発声)に注意。口の中を十分にひらく。思っているよりも口を縦に開けるとよい。
「心」のK、「開いて」のHをはっきり発音する。
「声/あわせ/歌おう」と歌う。無意識だと「声やわ/せうたおう」に聞こえるかも。
ここでは「うたおう<」と「う」にクレシェンドがある。ここで大きくして、そのエネルギーで「限りない未来」を歌う。
「明日へ<明日へ」でどんどん大きくしておいて、そのままの勢いで「いつまでも忘れはしない」を歌う。

12. 「いつまでも・・・」以降、上記9に同じ。

「あの/少年だった/時を」と「少年」をヤマに歌う。
「風を」でいったん小さくする。
「風を越えて/いつの日か」は、「風」や「越えて」のK、「いつの日」の「H」を意識してはっきりと長めに歌う。

13. 「遠く<遠く>」のクレシェンド、デクレシェンドをはっきりと聞かせる。

「あの/果てしない/空に」上記3に同じ。

14. 「続く・・・」。

「続く」の発音に注意。T、Z、Kを意識して。
「ぼくらが」十六分音符だが、ひとつずつをはっきりとクリアに歌う。誰が?「ぼくらが」なのです。
「ぼくらが歩いているUhー」をカンニングブレスで一息に歌っても良いし、「僕らが」のあとで、1回そろって息継ぎをしても良い。少なくとも「Uhー」からは、緊張感をもって、最後まで1本の糸のように歌うこと。だんだん小さくするのは、歩いて去ってゆくからだろうか?そんなイメージをみんなで考えて歌うとよい。

大人はかなりゆっくり、レガートで歌うと思いますが、中学生だと、ちょっと早めのテンポでノリよく歌うほうがイキイキします。(好みの問題もありますが。)技術的には難しい曲ではないので、言葉をはっきりと、強弱をきかせて歌うとよいでしょう。上記の紫で書いた部分は、曲にメリハリをつける意味でも、おおげさにしてみてはいかがでしょうか。


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