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TOSSランドNo: 1117125 更新:2013年08月18日

「さる・るるる」で言葉のおもしろさを発見させる 


「さる・るるる」という絵本をご存じだろうか。

正確には、「さる・るるるone more」、五味太郎作で絵本館から出ている。

とにかく楽しい本である。特にラストのどんでん返しというか、オチがいい。一読したら、授業がしたくなる本である。

さっそく、授業をしてみた。以下に、その様子を紹介する。

準備・1 ①見開きの状態にして、全ページの拡大コピーをとる。B4かA3サイズがよい。
      ②絵の部分に色をぬる。(カラーコピーにすれば、この手間はいらない。)
      ③文字の部分を黒くぬる。
      ④文字の部分を隠すカバーになる紙をセロテープで取り付ける。

準備・2 4つ切り画用紙に、平仮名の50音表を書いておく。

授業の初めに、まず、こう問いかけた。

言葉っておもしろいなと思う人?いたら手を挙げてごらん。

戸惑ったり、苦笑したりする子が多く、手を挙げる子はほとんどいなかった。

先生は、言葉ってとてもおもしろいと思っています。
今日はみなさんに、おもしろい言葉の問題を出しますよ。

黒板に

__

と書いて、最初の指示をした。

2つの平仮名でできていて、2文字目が「る」になる言葉を見つけなさい。
見つけたら、ノートに書きなさい。 

1分後、列指名で数人の子に発表させる。

「よる」「ある」「さる」「とる」「ねる」などが発表された。

「よく見つけたね」とほめ、次の指示をする。

指示1:

さあ、今度はできるだけたくさん見つけてノートに書いてごらん。
時間は2分間です。

指を折りながら考える子、目を宙に据えながら考えている子、どの子も学習に集中してくる。

2分後、いくつ書けたかを挙手で確かめ、少ない子からひとつずつ発表させた。

出つくしたところで、次のような問いかけをした。

発問1:

さて、日本語には「□る」となる言葉が、全部でいくつあると思いますか?

予想させた後で、準備・2で用意した50音表を黒板に貼った。
そして、

説明1:

「ある」いいね。条件に合ってる!
「いる」これもいいね。
「うる」あっ、これもいい!
「える」こういう言葉もあるね。
「おる」これもあった!

と言いながら、50音表の平仮名に、次々に赤い○をつけていった。

○をつけ終えた時、どの子も驚いた顔をしていた。(実は、これが快感なのです。)

ここで、「さる・るるるone more」の本を見せ、

説明2:

ここに、こんな本があります。1ページ目は、こんなふうになっています。

と言いつつ、準備・1で用意した物のうち、最初のページの紙を黒板に貼る。            
このページだけは、文字の部分を隠さないでおく。

説明3:

さあ、最初のページは「さる・へる」です。
このおさるさんは、おなかがすいたんですね。

と、軽く扱って、次へ進む。

5年生に授業した時は、ここで早くも
「あっ、2文字だ!」
「2文字目は『る』だ!」
という声が、あちこちから聞こえてきた。

そこで、おもむろに2ページ目を貼る。

ここからは、文字の部分は隠してある。

発問2:

さあ、ここには何と書いてあるのでしょう?

と、隠した文字のあたりを指しながら問う。

つぶやきの中から正解を拾い上げて次へ進む。

3ページ目の答えは、分かった子が立って発表するようにし、答えが出つくしたところで

説明4:

何と書いてあるかな?さあ、見てみよう。 

と、文字を隠しているカバーを取って、見せる。

4ページ目、5ページ目、6ページ目も同様に扱う。

7ページ目と8ページ目は、

指示2:

さあ、だんだん難しくなってきましたよ。
これが分かった人はすごいです!
分かった人は前に出て発表して下さい。

と、挑戦意欲を刺激する。

正解が出たら、「大正解!すごい!」と讃える。

低学年に授業する時は、ヒントを出しながら進める。

9ページ目と10ページ目は最も難しいので、

指示3:

ノートに答えを書いて、見せにいらっしゃい。

と、指示した。

自力で答えを発見する喜びを保障するためである。

正解に辿り着いた子は大喜びし、まちがえた子は口惜しがりながらも、あきらめず、何度もノートを見せに来た。

11ページ目の紙を貼る前に、次のように言う。

説明5:

おさるさんの、おなかがへりました。
でて、つって、ほって、きって、にて、ふって、 もって、こって、自信作ができました。
どんなもんだいと体を反らせてじまんして、 さあ、次はどうなったでしょう?

と、今までに貼ったページを順に指しながらこれまでのストーリーをたどってみせてから11ページを見せる。

「アーッ!」と驚き、次に笑い出す子ども達、この反応が、また快感なのです。

正解を押さえ、12ページ目を貼る。

最初のページから、全員で声をだして読ませ、12ページのさるの背中に漂う哀愁(!)をじっくりと味わわせたら、最後に問う。

発問3:

ねえ、ところで言葉っておもしろいと思わない?

「思う!」


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