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TOSSランドNo: 1143083 更新:2013年08月17日

社会科6年ノート指導


1 道具を持つ。

 例えば、「小見出し」「2ページ限定」ということも表現の技術である。
 よいノートは、このような技術=道具が集約されたものである。
 ゆえに、一つ一つの技術=道具を教えればノートはもっとよくなるはずだ。
 まとめ方、発想の仕方、レイアウトの仕方をノートで教えていくのである。
 子どもたちがそれらを道具として持てば、次に使えるようになる。転移できる学力となる。
 以下、それらの中から二つの道具について述べる。

2 ○○時代の特徴を簡潔に(一言で)書きなさい。

(1) 〈一言で特徴を言い表す〉学習

 「仮説設定」をする。
 まず自分なりにその時代の特徴を「仮説」として表す。
 そして人物の生き方を調べることにより、その仮説が適合するか検証する。
 けれどもその時代の情報の蓄積がほとんどない子どもたちには「仮説設定」はむずかしい。
 そこで「奈良時代」には「仮説」をたてることをせずに、〈一言で特徴を言い表す〉学習のみを取り上げてみた。

指示1:

①(ア) 奈良時代の前の時代はどんな時代か一言で述べなさい。

・天皇中心で中国の文化を取り入れ仏教をすすめた国造りをした時代

発問1:

①(イ) 聖徳太子の時代と中大兄皇子の時代とではどこが違うだろうか。

・後者は税金や法律を作った。

説明1:

② では、奈良時代の学習を進めます。奈良時代には先にあげた特徴がどのようになっていく  のか人物を調べて見てみることにします。

発問2:

奈良時代を代表する人物には誰がいますか。

聖武天皇、行基、鑑真

指示2:

③ 聖武天皇、行基、鑑真の中から一人選んで、調べて、ノートにまとめなさい。

指示3:

④  調べたことを黒板に箇条書きにします。一言で書きます。
  自由に書きに来なさい。

 黒板を3つ(聖武天皇、行基、鑑真)に分けて子どもたちに板書させる。
 「順番に発表しなさい」「付け加えなさい」

指示4:

⑤ 黒板を参考にし奈良時代の特徴を簡潔に書きなさい。 
   持ってきなさい。

 その場で評定し、文として整っている子には「板書しなさい」
 「発表しなさい」
  ・東大寺に大仏を建てて仏教の力で不安な世の中を立て直した時代.
  ・仏教を深く信じ渡来人の文化を取り入れ大仏を作り不安な世の中をよくしようとした時代 etc.
 まとめの文を評定をしていく。

(2) 〈もう一歩踏み込みの原則〉

指示5:

⑥ 三人の共通点を引き出すとうまくまとめられます。三人の共通点をあげなさい。

・天皇中心、仏教、大仏、寺(東大寺、唐招提寺)、大陸文化、世の中の乱れ 

指示6:

⑦ これらの言葉をもとにもう一度書きなさい。

 書けなかった子も板書をもとに再度書く。
 ノートでその時代の特徴を一言でまとめるという作業は重要である。時代の変化を明示的にできるからである。
 道具として「一言でまとめる」技術が身に付いたら、その子の自学力はかなりついてきたと言えるだろう。
 これは、まるで国語科の要約である。ならば、社会科では、しなくてもよいだろうか。いや、実は社会科や理科で、まとめる作業がもっとも必要なのだ。情報の扱い方を学習しているからである。
 この一言でまとめる技術は、どの場面でも応用可能だ。例えば、「伝統工業の特徴を一言でまとめなさい」と指示できる。(ちなみに解は「伝統工業:近くの原材料を使い、古くから伝わる技術で手作りで製品を作っている」か。これに適合しないものもありそうだ。検討が生まれる)

〈特徴を簡潔にまとめる〉ノート作業は、今後もっと取り入れていきたい。

3 頭脳地図を書く。= 情報の蓄積をする。

 先ほど述べたように「この時代の特徴を一言で述べなさい」といきなり言われてもむずかしい。それには、教科書や資料集を読むことが先決なのだが、読むだけでは頭に入ったかどうかわからない。
 教科書を,読みながらキーワードをつなげていく方法が最もわかりやすいのではないか。
 そこで、「頭脳地図」を書いていったらどうかと考えた。
 導入として、本校の地区名「富洲原」を中心語にした。「富洲原」から思いついた言葉を子どもたちと一緒に板書していった。

注意点

1 真ん中に書いた言葉が主題になること。 
 その言葉について思いついたことを書き出していく。そして次の言葉について思いついたことをさらに書く。つまり言葉を連想でつなげていくこと。
2 言葉を線の上に書くこと。
3 一本の先の上に一語だけを書くこと。
4 線は他の線と結びついていること。
5 できるだけ多くつないでいくこと。
6 線の枝がもう伸びないと思ったら、もう一度中心の語に戻って始めること。

 こうして、歴史学習で頭脳地図を書いてみた。(下図)
 この頭脳地図は学習のどの部分でも使える。

Map_note

 向山式歴史の場合、小単元導入の際、その時代の「情報蓄積」に使える。
 つまり、教科書や資料集の、例えば平安時代の部分を読んで、一通りの知識を持とうとするときに使うのだ。
 簡単な図解の手段である。
 今後は、因果関係を示す矢印などを入れて、より「概念地図」に近い形にしていきたい。
(参考:ブザン『頭がよくなる本』東京図書)


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