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TOSSランドNo: 7498661 更新:2013年08月11日

「根本式立ち幅跳び指導法」~たった1時間の授業でも確実に伸びる方法~


「根本式立ち幅跳び指導法」

~たった1時間の授業でも確実に伸びる方法~

 2011年「根本式立ち幅跳び指導法」が発表された。探偵ナイトスクープでも取り上げられ、5cmしか跳べなかった主婦が143cmも跳べた画期的な指導法である。
 それを体力テスト直前の6年生、40名に実践した。
 本来、「根本式立ち幅跳び指導法」は2時間の指導である。しかし、勤務校の行事の関係で、1時間の授業になった。
 それでも、大きな効果があった。

1.実態調査

 指導する前に、全員の子供に実態調査を行った。以下の手順である。

①1グループ5~6名で、1つのマットを使用する。
②マットの端から跳ぶ。計測はつま先から踵までとする。
③1人2回行い、よい記録を記入する。
④グループで計測し、記録用紙に記入する。

Badukuri

村田淳氏の修正実践の通り、マットを壁につけることで、跳んだ後もずれない配置にした。
指導前の平均記録は、140.025cmであった。

2.テクニカルポイントの指導

「根本式立ち幅跳び指導」では、跳び方のコツを習得することがポイントである。
しかし、一方的に教え込まず、次の指示発問を通して習得させるのである。

指示1:

先生が跳べない方法と跳べる方法でやってみます。
どこが違うか、よく見ていてください。

次の二種類の示範をした。

A 遠くへ跳べない跳び方

①膝が伸びている
②踵がついている
③手の振りあげ振り下げができていない

B 遠くへ跳べる跳び方

①膝が曲がっている
②つま先で跳んでいる
③手の振りあげ振り下げができている

発問1:

A・Bどちらが遠くへ跳べますか。
手をあげて下さい。

私の跳び方を見て子供たちは、全員がBに手を挙げた。

発問2:

どうしてBの方が遠くへ跳べるのですか。
意見のある人は発表してください。

この発問で、次の意見が出てきた。

○膝が曲がっていた方が跳べる
○つま先に体重をかけて跳ぶ。
○手を使うと体が遠くに行く。

 原実践の発問を忠実に実践し、こちらが教えたいポイントを引きだすことができた。
 2時間から1時間の短縮授業であっても、教え込まず、引き出す点は原実践どおりに行った。
 その上で、次の様に伝えやってみせた。

指示2:

①膝を曲げます。この時、息を吐きながら、両手を下におろします。
②つま先で跳びます。つま先を蹴ると同時に息を吸いながら、両手を上に振り上げます。(最初からつま先の姿勢になる)
③着地する前、両手を下におろしながら、息を吐きます。膝は曲げます。

 この3つのポイントができれば、どの子も記録を伸ばすことができる。
 そこで、ポイントを意識させ、習熟を図る場づくりを行った。

4.習熟を図るための場づくり

下の写真のように、場づくりをした。

Badukuri2

「跳び箱から」「踏切板から」「距離調節器箱から」「マットのみから」の4種類の場をつくり、3つのポイントの習熟を図っていった。これは、「飯田・根本式さかあがり指導法」の「跳び箱→踏切板→マット」と段階を踏む方法と同じ思想である。つまり、「成功体験連続指導」である。
 「できる」→「できる」→「できる」で授業が構成されているので、

5.指導の結果

授業の最後に、再び「1.実態調査」の時の要領で、再び記録を取った。
指導前と後を比較する。

指導前の平均記録 140.025cm
指導後の平均記録 160.974cm

1時間の急ぎ足の授業だったが、平均記録で、20.949cmの伸びがあった。
「根本式立ち幅跳び指導法」は、体力テスト直前でも、子供たちの運動能力を確実にアップさせられる指導法である。
さらに、全員の記録を見ると、次の特徴がある。

①最初から運動が得意で記録がよかった児童はもともとコツをつかんでいるので、伸びが少ない。
②最初の記録がよくなかった児童ほどその伸びは大きい。

1時間の授業でも、逆転現象を起こすことができる。
特に、指導前の記録が最も低かった次の3名の記録は、次のように変化した。

① 80cm→120cm(+40cm)
② 70cm→140cm(+70cm)
③ 80cm→160cm(+80cm)

「根本式立ち幅跳び指導法」は、体力テスト直前に慌てて指導しても、子供の運動能力を確実にアップさせられる指導法である。
それだけでなく、逆転現象を起こし、運動が苦手な児童にこそ、その喜びを味わわせることができる指導法でもある。
体力テスト前にぜひ、全国の運動が苦手な子供たちに、運動をする喜びを味わわせてほしい。


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