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TOSSランドNo: 6907490 更新:2013年08月11日

詩「はばたき(光村4下)」の授業


 光村4下扉の詩である。簡単な討論を仕組むことができる。

 教師が詩を板書し、丁寧に書き写させる。
 下巻の初めての国語の授業なので、ノートの書き方など確認しながら視写させる。

指示1:

 ノートに詩を書き写します。
 書き終わったら見せに来ます。合格したら、覚えるまで詩を読んでいましょう。

 連と連の間は1行空ける。漢字は漢字、ひらがなはひらがなで書くことなど、声をかけながらゆっくり書いていく。
 ノートを持ってこさせ、正しいかどうか確認する。

指示2:

 立って、3回読んだら座りましょう。

発問1:

 この詩は何連でできていますか。

 ・1連

 既習事項なので、すぐに答えが出る。

 季節はいつですか。また、どの言葉から分かりますか。ノートに書きなさい。

 ・冬(白鳥のやってきた)
 ・冬(雪)
 ・冬(白鳥、雪)

 どれも正解である。白鳥については簡単に説明する。

説明1:

 白鳥は、シベリアやオホーツク海沿岸で繁殖(卵を産み、育てることです)しますが、秋の終わりから冬の初めに暖かい日本にやってきて冬を越します。春になるとまたシベリアやオホーツク海に帰ります。白鳥のように日本で冬を越す渡り鳥を「冬鳥」と言います。

発問2:

 白鳥はどちらの方角からやってきますか。

 ・北

 地図で、シベリア、オホーツク海と日本の位置関係を確かめる。

発問3:

 語り手の目に見えている物をノートに書きなさい。1行に1つずつ書きます。

 ・白鳥
 ・空
 ・羽
 ・雪

指示3:

 この中で間違っていると思うものがあったらノートに書きなさい。
 なぜ違うのか、理由も書きなさい。

 討論させる。私のクラスでは、指名しなくても自分から立って言うことになっている。指名なし発表になれていないクラスなら、次のように言う。

指示4:

 意見がまとまった人は立ちなさい。だれからでもいいです、「私が言います」と言って言いなさい。一人が言い終わったら次の人が言います。

 発表の途中で反対意見が出ると予想されたら、次のように追加する。

指示5:

 意見に対して反対意見があるかもしれませんね。そのときは「○○さんの意見に反対です。」と言ってから反対意見を言います。

 ・雪は違う。「あれは雪ではなくて」と書いてあるから。
 ・羽が違う。「小さな羽ではないのでしょうか」と書いてあるから、本当は雪だけど羽のようだという意味だから。
 ・空は違う。文の中には書いてないから。
 ・空は見えていると思う。文には書いてないけど、空を見ているから見えると思う。
 ・白鳥は見えない。「白鳥のやってきた空から」だから、どういう空かを説明しているだけだから。
 ・白鳥は見えている。羽が落ちてくるんだから、白鳥は飛んでいる。
 ・今の意見に反対。本当は雪なんだから、羽は落ちてこないから。
 ・「白鳥のやってきた」と過去形で書いてあるから、もういない。だから見えない。
 ・白鳥が飛んでいるという意見に反対。「白鳥のやってきた」だから、もう過ぎていることだから今は飛んでいない。もし今飛んでいるとしたら「白鳥の飛んでいる空から」になるはず。

 実は、この授業は何回も行っているのであるが、15年ほど前まではすんなり「雪」が正しい、という意見に落ち着いていた。「白鳥が見えている」と考える児童がごく少数であった。ところが最近は「白鳥」と考える児童が増え、今回は圧倒的に「白鳥」であった。「雪」と考える児童がごく少数であったため、良い意見が出ているにもかかわらず多数の意見をひっくり返すことはできなかった。
 少々強引であったかもしれないが、次のように説明した。

説明2:

 「白鳥のやってきた」というのは、どんな空かを説明している言葉、修飾語です。今飛んでいるなら「白鳥が飛んでいる空」になるはずです、と○○さんが言いましたが、とても素晴らしい意見です。その通りです。
 この詩は、本当は雪が見えているのだけど、白鳥が飛んできた空から降っているから白鳥の羽なんだ、と思いたい、という意味なのです。

 子どもの中には、「あー、そうかー。」と納得している様子も見られた。

 最後に詩をみんなで読む。

 先生のあとについて読みましょう。(1行ずつ追い読みをさせる。)

 口をしっかりと動かし、はっきりした声で読むよう声をかける。

指示6:

 今度はみんなで一緒に読みます。(教師は指示棒で指し示しながら読む。)

指示7:

 次は・・・・(と言って板書した文字を少し消す)これで読めるかな? (教師は指示棒で指し示しながら読む。)

 このあとは、1回読む度に少しずつ消していく。子どもたちは「大丈夫だからもっと消して」と言うが、挑発されてはいけない。なかなか覚えない子もいるのだ。
 出だしの文字はなるべく最後まで取っておく。消すときも文字の半分だけ消すなど、少しずつ少しずつ消す。
 読み終わる度に、「すごい、こんなに消したのに読めるの?」と驚く。

 いよいよ最後。すべて消したあと、みんなで読む。「すごい、もう全部覚えちゃったね。だれか試しに読んでみたい人?」と言うと何人かは手が挙がる。
 暗唱させて、終了する。


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