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TOSSランドNo: 7547276 更新:2013年08月05日

『生き物はつながりの中に』全発問


段落にこだわった説明文の指導です。
向山型で鍛えていく過程も分かりやすく記述しました。
本来ならば、「問いの文」「答えの文」にこだわるべきかもしれませんが、この文章は難解で扱いにくいため、このような方法をとりました。

漢字スキルは毎時間授業開始5分~10分程度扱います。5日間のシステムで行ないます。
暗唱練習を漢字スキルの後に行ないます。全員で1回、その後起立して4回(前を向いて→右→後→左→着席)
(月末には暗唱テストをします。)
ここまでが毎時間の定型。

教科書を読みます。音読の○つけシステムで行ないます。
音読には、数々のバライティーがあります。毎時間必ず読みます。
ノート指導をします。どのページにも必ず日付を入れます。

【第1時】
音読(追い読み)に時間がかかる

「カレーライスのようなお話を『物語文』と言います。では、この生き物はつながりの中には、何文と言いますか。ノートに書きなさい。」

列指名後、「説明文と書けた人?」と挙手をさせる。更に「漢字で書けた人?」と挙手をさせ「漢字で書けた人は二重丸です」と言い、『説明文』と板書する。

「はじめの一文を読みなさい。さんはい。」  (イヌ型ロボットを知っていますか。)

「『イヌ』の上がひとマスあいていますよね。どうして空いているんですか?」

列指名。「わかりません」「段落だからです」等の答えが予想される。

「『段落』とノートに漢字で書きなさい。できた人は「できました」と言います」(教師は板書をする・・・・・ちなみに「段」は新出漢字である)

「教科書の『イヌ』の上に①と書き込みます。」
「同じように②,③と最後まで書き込みます。」

子どもの様子を見て「お隣さんと確認」と指示を出す。

ここまでで第1時が終わるだろう。
時間が余ったら、前単元の復習やゲームをすればよい。

【第2時】 
音読はグループでの一文交代読み
初めての場合、ひとグループをモデルに説明する。 
教師は仕切っている子をチェックし、大いにほめる。
終わったグループは机を元に戻す。

「この説明文では、ある問題が提示されています。」(『問題提示』と板書)
「第何段落で提示されていますか?ノートに書きなさい。」

列指名。多くの子が①と答えるだろう。「その通り、第①段落です。」

では、どんな問題が提示されていますか。ノートに書きなさい。

黒板を10等分(児童が21名なので)し、
「お隣さんと相談してどちらかの人が黒板に書きなさい。」と指示を出す。
H19の実践では、
『ロボットのイヌと本物のイヌのちがい』と書いた子が7名、
『生き物の特徴』と書いた子が3名だった。
板書した子たちに発表させた後、

「みんなの答えが大きく二つに分かれましたね。そのことに気づいた人?」
(と挙手をさせると面白い。H19では一人だけ手を挙げた)
「さあ、どちらが正解でしょうか。 ノートにもう一度書きなさい。」
「一行空けて書くんですよ。」

先ほどと同じように、隣の子と相談してどちらかの子に板書させる。
H19では、ここで逆転が起こった。
『ロボットのイヌと本物のイヌのちがい』と書いたのは2名、
『生き物の特徴』と書いた子が8名になった。
板書した子達に発表させた後、
どちらに賛成か挙手をさせた。
H19では、全員が『生き物の特徴』に挙手をした。(教師が誘導しなくても、発問・指示次第で子どもたちの考えが集約されていく。)

「では、『生き物の特徴』はいくつありますか。ノートに書きなさい。」

数分間個人で考えさせた後、グループで相談してノートを持ってくるよう指示を出した。
でたらめに書いても正解は出る。
正解でも不正解でもコメントなしに○か×をつけ、「誰にも言っちゃダメですよ」とひと言添える。
正解は3つである。
詳しくは第3時で扱うので、ヤマ勘で当たったグループがあっても気にしない。
H19では、このときに24個の×をもらったグループが出た。
全て次時への布石である。

【第3時】
音読はグループでの一文交代読み 仕切っている子を大いにほめる。
終わったグループは机を元に戻す。

「生き物の特徴は3つありましたよね。」
「一つ目の特徴は何ですか。 10文字以内でノートに書きなさい。」

数分間個人で考えさせた後、「お隣さんと相談してどちらかの人が黒板に書きなさい」と指示を出す。
(これは担任して間もない学級だったので、クラス作りの一環として行なった。・・が、個人レベルで板書させたほうがよかったと思う)
黒板は10等分(児童が21名なので)しておく。
児童の回答は大きく二つに分かれた。「本物イヌは呼吸をしています。」と「1つの固体としてのつながり」の二つだった。

単調に発表させた後、
「みんなの答えが大きく二つに分かれましたよね。気がついた人?」
と挑発すると、一人が挙手をした。
多数意見の「・・呼吸・・派」から理由を言わせた。少数意見の「・・・固体としてのつながり・・派」の子が、教科書の記述を指摘した。
こうして、正解に近づいていった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・正解は(外とのつながり) または、(外の世界とのつながり)

子どもたちの回答が「・・・つながる」だったので、「最後の文字を『り』にしなさい。」と指示を出し、書き直させた。

こうして、子どもたちの回答を集約していった。

「この一つ目の特徴が書かれている段落は第何段落ですか。 ノートに書きなさい。」

「グループで相談してノートを持ってきなさい。」と指示を出した。
予想以上に、誤答を書いてくるグループが多かった。
つまり、この発問は修正が必要だということだと思う。
H19の実践では、ひとつのグループがなかなか正解せずに、昼休みまでやり、24この×がついた。
答えは(第②③④段落)

【第4時】
音読はグループでの一文交代読み 仕切っている子を大いにほめる。
終わったグループは机を元に戻す。

「二つ目の特徴は何ですか。 20文字以内でノートに書きなさい。」

これも数分間個人で考えさせた後、隣の子と相談させどちらかに板書させる。
(これは担任して間もない学級だったので、クラス作りの一環として行なった。・・が、個人レベルで板書させたほうがよかったと思う)
答えは(一つの個体としてのつながり) もしくは(一つの個体として時間をこえたつながり)

「この二つ目の特徴が書かれている段落は第何段落ですか。 ノートに書きなさい。」

グループで相談してノートを持ってこさせた。
前日のようなkとはなかったが、まだ問題の意図が分からないグループがあった。修正が必要な箇所である。
答えは(第⑤段落)

【第5時】
音読はグループでの一文交代読み 仕切っている子を大いにほめる。
終わったグループは机を元に戻す。

「三つ目の特徴は何ですか。今までと同じよう『○○のつながり』という書き方で20文字以内でノートに書きなさい。」

同様に板書させる。
あっという間に5人が書いて持って来た。
全員正解だった。
あと3名を待ってから板書をさせた。
答えは(過去の生き物とのつながり) (過去の生き物たちとのつながり) (生命の歴史のつながり)

「この三つ目の特徴が書かれている段落は第何段落ですか。 ノートに書きなさい。」

グループでノートを持ってこさせた。
答えは(第⑥段落)

「第⑦段落をみんなで読みます。さんはい。」

「さて、第⑦段落には何が書いてあるでしょうか。3文字でノートに書きなさい。」

「できました!」の声がどんどん上がったので、一斉に答えを言わせた。
答えは(まとめ)

「次、第⑧段落をみんなで読みます。さんはい。」

「さて、最後のこの第⑧段落、何が書いてありますか。5文字でノートに書きなさい。」

思い切った発問だったが、次々に「できました」の声が上がった。
8名そろったところで板書させた。
子どもたちの回答は
「筆者の考え」「作者の考え「筆者の主張」「筆者の思い」「作者の思い」であった。(全て正解である)

この説明文の文章構成は次のようになっています。(板書) ノートに写しなさい。

【黒板には縦書きで】
(問題提示)・・・・(3つの特徴の説明)・・・・(まとめ)・・・(筆者の考え)

これを段落番号を使って書き直します。
空いている所に番号を入れて、ノートに書きなさい。

【第6時】
一文交代読みで一人ひとりに読ませる。教室内に緊張感が漂う。

「教科書30ページを開きなさい。」
「下の段、色で囲まれているところ、読みます。」
「たいせつ」(たいせつ)  「要約する」(要約する)・・・・・

という具合に教師の後について一文ずつ追い読みをさせる。
読み終わったら、子どもたちだけで読ませる。
「みんなだけで読みます。要約する から さんはい」

「元の文章の内容を短くまとめることを何と言いますか? ○○さん。」
「『要約する』って何ですか?  ○○さん」
というように指名をする。
ちなみに児童名は最後に言う。
TOSSではこういうことも研究をしている。

「この説明文を要約します。」
「時数オーバーは0点。」
「では、50字以内でノートに書きなさい。」

「要約」指導が初めての学級の場合、学級が混乱するだろう。
「桃太郎」の要約指導「どんなお話ですか?」などでこれに替えてもよいだろう。

一人ひとりにノートを持ってこさせる。
黒板に8名の要約が出揃う。

発表後、点数を告げていく。

私の解は
 (人間は外の世界とつながり、1つの個体としてつながり、過去の生き物とつながっているすてきな存在である。)
 (外の世界とつながり、1つの個体としてつながり、過去の生き物とつながっているすてきな存在、人間。) 

(私の採点基準)
キーワード1つで1点。「外」「個体」「過去」「生き物」「つながり」「人間」 以上6点満点。

指導書には、長い解答例がありますが・・・

【第7時】
一文交代読みで一人ひとりに読ませる。教室内に緊張感が漂う。

教科書31ページを開きます。
追い読みします。  「言葉」(言葉) ・・・・・・・

という具合に31ページの上の段を読む。

「対比」の勉強をします。
「黒←→」(と板書する)黒の対比は何ですか。 ノートに書きなさい。

同様に、 「上」(下) 「右」(左) 「東」(西) 「天」(地)など、簡単なものを扱う。
「天」は盛り上がるかもしれない。
次に、2字熟語で迫る。
例えば、「国内」(国外) 「自動」(手動) 「未来」(過去) 「複雑」(簡単) 
大切なのは、子どもが言ったことですぐに正解を告げないことである。
列指名などで何人も当てる。そして正解があったかなかったかを言う。
教師の演出がないと、せっかくのネタも白けてしまうのだ。

「教科書31ページにもどります。」
「下の段、 追い読みします。『次のような・・・』(次のような・・・・)」

という具合に下の段も読む。

「〈例)に倣って、どんなに・・・でも、・・・・。を使った例文をノートに書きなさい。」

8人に板書をさせる。
句読点が抜けている子がいるはずである。
「何か足りませんよ」などと言い、受け付けない。
もし×をするならば、最初に「句読点が抜けていたら×にします」などと予告をしておかないと信頼関係が崩れる。

発表後、同様に「・・・こそが、・・・・。も扱う。

以上、H19年度の実践を部分修正して紹介しました。
修学旅行前なので、短い時間にスパッと指導する予定でしたが、7時間もかかってしまいました。

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