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TOSSランドNo: 1211218 更新:2012年12月03日

システムで子どもを動かす


1. 体育授業のシステム化

体育授業におけるシステムとは何か。根本正雄氏は次のように言う。

教師が押し付けるのではなく,子どもが自然に動き,独りでに学習していける内容に構成されている。つまり,授業のシステム化がなされているのである。          「楽しい体育の授業」2002年12月号

(前略)水準の高い2つのパーツによって、小さなシステムが生まれる。
このように、システムには高い水準のパーツが必要だ。
(中略)最高のパーツによって組み立てられたテンポのあるリズムのある授業。
それが、授業のシステムである。                 「教室ツーウェイ」1999年7月号

つまり,体育授業のシステムとは,「優れたパーツを組み合わせ,運動をしているうちに自然と技能が身につくシステム」であると考える。

2. 主運動の原理原則

体育授業システム研究会の渡辺喜男氏は主運動の原理原則について次のように提案している。

原則1:運動量を確保すること(動きの回数を増やすこと)
原則2:個に対応したものであること(できる子もできない子も取り組めるもの)
原則3:易から難への道筋がはっきりしているものであること
(運動の技術の道筋がはっきりしているもの=技術の習得が得られるもの=子どもにも学習の道筋がわかるもの)
原則4:仲間と一緒に行うもの
原則5:発見があるもの
原則6:安全であるもの
付則 :今ある用具で行えるもの(特に準備が必要でないもの) 

3. 伴一孝氏のなわとび指導

伴一孝氏のなわとび指導はシステムという観点から見ても優れている。
まず,なわとび級表を配付する。
2人組を作らせ,必ず相手が見ている前で跳ばせる。
できたら教師のところに来させ,級に応じて帯(白帯,水色帯,黄色帯,緑帯,茶帯,黒帯)を与える。この色のビニールテープをとびなわに巻くのである。
このような指導を日常的に取り入れる。そして,教室に級一覧表を掲示する。
この授業は,次のようなパーツから成り立っている。

(1) なわとび級表
(2) とびなわに巻くビニールテープ
(3) 級一覧表

これらのパーツを組み合わせて,授業がシステム化されている。
なわとび級表に合わせて練習していくうちに,自然と技能が上達する。ビニールテープや一覧表によって,子どもの意欲を喚起する。
また,渡辺氏の主運動の原理原則に照らしてみても,全てにおいて条件を満たしているのである。 
体育授業のシステム化について更に研究を深め,このような授業づくりをしていきたい。


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