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TOSSランドNo: 8821527 更新:2013年08月01日

【持ち上がりの6年生・黄金の1週間】黄金の第3日目


【持ち上がりの6年生・黄金の1週間】黄金の第3日目

持ち上がりのクラスでは、3日目でも、随分早々と「アドバルーン」があがってくる。
アドバルーンは、初日・2日目に、教師が言ったこと、やってきたことが、本当かどうか、試される機会である。
これをいい加減に取り上げたり、見過ごしたりすると、子供たちは、例えそれが、いじめのようなひどいことでも、「この先生は許した」「やっていいのだ」と裏で解釈する。これを「隠れたカリキュラム(Hidden Culiculum)」という。
隠れたカリキュラムは、意識的に行われる指導よりも、強く子供たちに作用する。
はじめに宣言した叱る3つの原則(人として絶対にやってはいけないこと)については、特に死守する。

【朝行事:新1年生との対面式8:30~(1時間目の中まで食い込む)】

<1時間目:国語>

①五色百人一首
②新出漢字指導
③読解「紙風船」
ア、紙風船が、象徴しているものは何ですか?(美しい願いごと)
イ、美しい願い事は、すぐに叶いますか?(かなわない)
ウ、どの言葉から、すぐにはかなわないのが分かりますか?
(もっともっと高く・落ちてきたら・何でも打ち上げよう)
エ、黒田三郎さんが言いたいことはなんですか?
(願い事はすぐにはかなわないけれど、諦めないで挑戦すること)
オ、この詩を扉に載せたということは、教科書会社が、使ってくれた学校の子供達に伝えたいメッセージでもあります。
カ、修辞法「反復法」
この詩の主題を尋ね、子どもたちから正解が告げられると、やんちゃ坊主が「フカ~イ~(笑)」と言っていた。

<2時間目:社会>

「地球の歴史の授業(西尾一氏・原実践)」をしようと準備してきたのだが、クラスから、人の心を深くえぐるひどい発言が飛び出したため、急きょ予定を変更して、その指導に時間を費やした。
ここまで至極穏やかに丁寧に対応してきたが、3日目にして、初めて厳しく子供に対応した。
私の真剣な剣幕に、教室はシーンとなった。
初めに、その子が放った心ない一言を全員に周知させた。彼だけの問題ではないことも周知させた。次のように話した。
また、この時期に、熱中する楽しい授業を山のように用意することは、自分たちが何かわるいことをすれば、楽しい授業が潰されてしまうのだぞということを示すねらいもある。

発問1:

昨年度末に授業した「横山由美佳さんの道徳の授業」を覚えていますか?

子供達「はい」

説明1:

ガンに何度も冒されながら、親友の木村沙織さんの支えもあって、最後まで希望を失わなかった人です。
それでも再発を繰り返し、亡くなってしまいました。

説明2:

先生には、子供の頃かわいがってくれた叔母さんがいます。実は、横山さんと同じように、ガンに冒されています。
これまで何度もかかっては入退院を繰り返していたことは知っていましたが、昨日、数回の再発を繰り返し、末期の状態であることを知らされました。
今まではずっと話ができていたのですが、昨日は、もう話をできない状態が続いているということを聞きました。

叔母さんには、中3の女の子と、丁度君達と同じ6年生の男の子がいます。こんなに幼い子供を残す叔母さんの気持ちはどれだけのものだろうと思っています。

私は、本当はすぐにでも飛んでいきたいのですが、学校の仕事で、君達のことがあるので、飛んでいけません。
先生は、この週末、全ての予定をキャンセルして、万難を排して、叔母さんと、もしかしたら最後になるかも知れない大事な時間を過ごしてきます。

説明3:

君達も身近にいる人を大切にしてください。
そして、周りにいるクラスの仲間が傍にいてくれることを当たり前だと思わないでください。
身近な人に、温かい言葉をかけてください。

例えば、時々、休む子がいると、「何であいつは、休んでんだ?」という者がいる。
君のその一言が辛くて、休んでいるかも知れないだろう?
そのぐらいのことを考えろ!
みんなそれぞれ、人に言えないいろんなものを抱えながら生きてるんだ。
何で、思いやりのある一言が言えないんだ!?
人を傷つけたらもう取り返しがつかないことだってあるんだ。
自分だけが可哀そうだなんて思うんじゃないよ!

人にやさしくして欲しいと思ったら、自分がまず優しくしろ!
自分が人にやさしくしないで、自分だけやってもらおうなんて甘えるんじゃない!
先生だって、同じようにいろんなもの抱えて生きている。クラスを変えるために、先生だけ努力させてんじゃないよ!
君達も少しは、がんばれよ!
君達のクラスだろう!?

その時は、語っていて、情けなくて涙が出てきた。
しかし、子供たちはシーンとしては、じっとこちらを見て聞いていた。

学級開きの日に、春休み中に、この子たちのことを思い、悩み苦しみながら考え抜いてびっしりこの子たちのことを書きぬいたA4ノートを6冊、子供に見せた(黄金の1週間、準備ノートのこと)。そのために読んだ本30冊も見せた。
プロとして、言うのも憚れるような話だ。
しかし、他の人の背景にあるものを想像して人と接することができる子が、なかなか育っていないと思われる時には、はっきりここまで話をしないと人のことを思いやる心は育たない。

裏切られて絶望しそうな事態が起きる時こそ、「1つ1つ教えて、やろうとしたら褒める」ようにしていく。
人さまの子供を育てているのだから、不測の事態は起きる。
その時、自分が今もてる最大の力を使って、目の前の問題に適切に対応する。
「放置」が最も悪い結果を招く。

<地球の歴史(西尾一実践の追試)>(『』
本来やろうとしていた授業。切り替えていろいろとあった後だからこそ、淡々と楽しく授業をしていくのだ。
最初に、本年度から全教室に設置されたブルーレイとパソコンをつないで、YOUTUBEから、地球誕生の歴史(4分程度)の動画を見せた。
次に、3Mのリボンを使って、人類の歴史を授業すると、歓声を挙げていた。

<20分休み>
1名の子が昨年度末3月の終わりごろから腹痛を繰り返している。保護者から様々な情報をもらって、今まで何度も周辺の子をつついて指導をしてきたが、中々根本的な解決に至るには時間がかかっていた。
今日は或る程度のまとまった情報が手に入ったので、周辺の児童に尋ねると、ようやくこの子への「いじめ」をしたことを訴え始めた。
20分休みの時間をフルに使って、まず、全員から事情と、それぞれの思いを話させた。

<3時間目:身体測定>
時間がくるまで、『地球の歴史』の本の読み聞かせをしていった。

□身体計測
終わった子から、教室に戻り、「読書(20冊・50冊・100冊コース)」を記録を取らせるようにした。

<4時間目:算数>

①算数少人数指導のクラス分けためのプレテスト
②5年生の復習テスト・答え合わせ

<給食指導>

 給食の準備などは、もう子供達だけでできるようになっていた。
 お代わりなどは給食係にお願いして、普段教師がやっているようにやらせていった。
 上手に出来たというので、後で給食係を褒めた。

 この間、突発的に起きた事件に対応する。

 埼玉県の長谷川博之先生の「共」312号に、ゾッとするほどに起きた事件と似たような事件の顛末が書かれている。
 何気ない「悪口」から、周りを巻き込んで「いじめ」に発展し、周りで見ている児童が「傍観している」又は「気付いていない」という構造である。いじめの構造を破壊し、新しい関係を構築していく必要があると判断し、その方策に乗り出した。

<下校指導>

子供たちとさよならした後、一緒に玄関まで行って見送った。

<保護者会> ①全体会~②学年会~③学級懇談会

ア、学級経営方針1枚配布
 目標:「惜しまれて卒業する6年生になれ!」
 そのための方策の報告

イ、高学年のいじめの指導について(学校と保護者が団結してたたかうようにお願いした)
①「我が子を守ること」と同時に、「人にいじめをしない。」「人が嫌がることをしない。」という家庭教育を、きちんとするようにお願い。
(※先進諸国で、日本だけが、「人をいじめるな」「弱い者いじめをするな」という家庭教育を行わない率が極めて高いのだという。いじめのアンケートをすると、やられたという子が非常に多い割に、自分がやってしまったことがあるという意識をもっている子が極めて低い。)
②中学受験を前にした子どものイライラ感とその処理について。
③子供は必ずぶつがり稽古を挑んでくる。わるいと分かっていながら、敢えてわるいことをする。
④絶対に親は迎合しないようにすること。「わるいことは、わるいのだ」という毅然とした対応を。

ウ、学習道具のお願い
 服装と、持ち物は家庭での責任が大切。余分な装飾品を付けさせない
 小学生の服装として目に余る服装(へそ出し、ピアス、イヤリング、その他、犯罪を誘う格好)はさせない。
 服装の用意と学習道具の用意は、家庭が責任を持つ。
 中学校では、そのようなことをしたら帰宅させられる。高等学校では、停学処分か退学処分となる。
 小学校だから許されることではない。

エ、放課後の問題行動について
 子供だけで繁華街に行かせない。家庭と学校で同じ基準での注意を。抜け道を作らせない。
 放課後の問題行動は、本来は家庭教育の範疇ということを弁えていただいた上で、学校でも連動している。

<放課後>

様々な課題について、方策を立た上で、管理職に報告し、指示を仰ぐ。


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