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TOSSランドNo: 6489794 更新:2013年08月01日

【持ち上がりの6年生・黄金の1週間】黄金の第2日目


【持ち上がりの6年生・黄金の1週間】黄金の第2日目

黄金の1週間2日目の目標は、「クラスの組織づくり」である。

【4月○日(○)】第2日目

<朝読書>

職員朝会を終えて、教室に上がるとシーンとして本を読んでいる。それだけでも立派だ。
廊下で別のクラスの子が大騒ぎをして走り回っている。学校全体で指導しているのだから、注意をして止めさせる。
黄金の3日間のうちに、このような指導をきちんと徹底させておくことが、教師が見ていなくてもきちんとできる子を育てる。

<1時間目 道徳>

都全体の命令で、初日は、始業式と入学式が重なっているため、きちんと、子供たちに所信演説をする暇もない。
翌日、2日目に、1時間時間を取ってする他はないのである。2日目の最初の1時間目は、このクラスをどんなクラスにしたいか、どのようなことは絶対に許さないのか、きちんと語っておく。

1.呼名・返事の練習

返事・日本の伝統「立つより返事」
「挨拶・返事・後始末」ができれば他のこともできるようになる。

2.学校の大原則

①学校は勉強するところ・友だちと仲良くするところ

ア、グループの質が問題だ。誰でも受け入れられる誰でも一緒に遊べる質の高いグループを作れ。外に敵を作って固まっているグループは最悪。そういうグループの絆は薄い。仲間に何も言い返せない、言えないというのは仲間ではない。仲間は、一緒に何か良いことをがんばろうという志で結びつく集団。クラス全体を暗くし、一生懸命な人の足を引っ張る。人を排除するグループを存在させないように、仲間として気を配れ。
イ、いいクラスは存在しない。いい子がいるクラスは存在する。いじめのないクラスなど存在しない。いじめをしない子がいるクラスは存在する。
ウ、自分のこととしてとらえる。クラスがよくなれば、先生が何とかしてくれるだろうと思っていたら、いいクラス、いじめをしないクラスにはならない。

 2つのポイントがある。
ア、できるだけ常に、爽やかな笑顔でいること
イ、どんな時も愛のある言葉を使う事
 先生も毎日、人間修業中です。みんなも修業をします。これができるようになったら、いい子がいる「いいクラス」に、絶対になります。
(長谷川先生の語りより)

②「惜しまれて卒業する6年生になれ!」
 係、委員会、給食当番、掃除、クラブ、行事が、褒められる位できれば6年生としては合格。

③叱る3原則
ア、何度注意されても直そうともしない・ふてくされた時(自分をダメにする行為)
イ、危険なことをした時
ウ、人の心を傷つけた時(いじめ・意地悪)
 この時、持ち上がりの6年生であることから、差別については、具体的にここまで気を配るのだということを次のように指導した。

説明1:

自分は、「いじめ・差別をしたことがない」という人。本当にしない人もいますが、絶対にしないという自信がある人こそ危ない。自覚していて止められないのは、傍観者(全員)に問題がある。

指示1:

2人組を作りなさい

すぐに誰とでもサッと組めるかどうかを見ておく。
飛びこみの6年ではやらない方がいいが、持ち上がりの6年の場合、前年度から1年間見てきて、たたかえるだけの充電がある場合は、黄金の3日間は、悪い風習を変えるまたとないチャンスとなる。最初のうちに一気に畳みこんで指導してしまうと効果的な場合がある。
2人組という指示をした後、次のような発問をする。

発問1:

今、差別・いじめの感情が少しでも出たという人?

6年生ぐらいの子供たちになると、無意識に人を選んでいることがある。6年間の様々なしがらみや、嫌な経験をしてくるからか、小学校5~6年生の子供たちに特有な意識である。
根底にあるのは、「あの子とは組みたくない。」「この子と組みたい。」というような感情である。
大人にだって、誰にだってある感情だが、この感情を、行動にした時、それは、必然的に差別につながってくるのだということは、自覚させておく。今日は自覚するだけでよい。これを完全に放置しておくと、次々といじめの芽が生えてきて、後々1つ1つの処理に追われることとなる。数が多くなると、それだけ対応に失敗したり、見過ごしてしまう恐れが出てくる。早いうちに、指導しておく方がよい。

説明2:

このように気をつけていないと、すぐにムクムクと差別の感情は湧いてきます。この気持ちを1年間かけて、叩き潰していくのです。
その努力をあなたがしないで、「いじめのないいいクラス」とか、先生や友達のせいにしても、楽しい学校生活は一生送れない。
それは、自分がわるいのです。

説明3:

さて、これができて、次のような努力が必要です。

子供たちに、具体的ないじめ行為とは、どんなことをすることなのか、実態に基づいて指導した。

①天下など遊びの中での集中狙い
 (例)集中狙い要員として遊びに誘う。入ったらその子だけ狙ってすぐに追い出す。
  初めから「入れない」というのではなく、わざとつまらなくして結果的に追い出す。

②いつも同じ子が、大人しい子に命令する。
 (例)無理やり好きな子を聞き出す。(言う必要はありません)
   他のグループの子などと遊ぶなと命令する。(命令に従う必要はない)
   悪いことを一緒に誘う(見ていただけは、通用しない。)
   泥棒、万引きしているのを人がやっているのを見ていただけと言っても、捕まります。
   普通の社会でやってはいけないことは、学校・放課後も同じです。

③遊びに入れない
 (例)交換日記・プロフィール表(学年で禁止されている)で、トラブルになる。

④携帯電話を使って、いたずら電話をする。悪口のメールを誰かに送る。
 これらは、「いじめ」である。「いじめ」の前に、犯罪行為である。
 本当に、今までやらなかった自信がある人?普段から、このような行動は、気をつけてやらないように余程注意しなさい。

⑤また、いじめは見かけたら、すぐに「報告」をします。
 よく「チクリ」という言葉は、悪いことをする人間が、自分のやっている悪いことを正当化するために、つくり出したいやらしい言葉です。断固として負けてはいけません。

 このようなことを影でやっていたことがある児童は、顔を真っ赤にして聞く。
 時々、「このようなことをされた時、自分だったらどのように感じますか?」という質問にも、他の児童と同様に「絶対にしてほしくないです。」「すごく嫌な感じです」という風に、答えていた。このようなことを4月にきちんと全体の前で子供たちにも宣言させることが大切だ。
 子供たちは、6年間過ごしていればこのような嫌な経験をしたことはたくさんあるはずである。具体的な描写をすればするほど、ウンウンとうなづいてこちらの話を聞いていた。

これから1年間、「いじめ」とは、全員参加で戦っていくことを宣言した。
最初だからこそ、教師側の覚悟を示していく。

⑤教科書に名前を書く。
⑥漢字スキル・計算スキルの名前書き。(スキルは、持って帰らない)

<2時間目:学級活動>

1.委員会決め

ア、委員会決め
各委員会と、男女の必要数は次のように特活部から出されていた。
保健(2・2)、広報(2・2)、集会(3・2)、飼育(2・2)、放送(2・1)、図書(2・2)、運動(2・2)、給食(3・1)、理科(3・1)、計画(2・1)
これに従って、子供たちの立候補、かぶったら、ジャンケンで決めていく。
また、どこの委員会に入っても、学校全体のための仕事であることは変わらず、いやいやではなく、誇りをもって仕事をするように事前指導をしておく。
但し、この日、欠席者がいたので、後からどこへ入ってもよいように、最後の枠を少し余裕を持たせておいた。

イ、代表委員(1・1)
所信演説「○○なクラスづくりを目指します。そのために□□します。」
嬉しいことに、男子5名、女子4名がやる気を出して立候補してくれた。
所信演説は、すぐにその場で言ってもらったが、全員が違う言葉で立派に挨拶をしていて感心した。
演説を聞いた後、ジャンケンで決定した。
また、所定の決められた枠があるので、男子1名、女子1名としたが、クラスを志をもって動かす中心メンバーとして、この年は、「中央事務局」メンバーとして、ジャンケンで負けた児童のやる気を生かすようにした。

ウ、一人一役決め
39名分の役割を提示し、立候補を取って決定していった。

エ、実行委員決め
①卒業アルバム実行委員(4名)
②1年生を迎える会実行委員(3名)
③遊ぼう集会実行委員(4名)
④いじめ対策実行委員(4名)
 これらも立候補者が多くジャンケンで決めた。

<20分休み>

クラス遊びで、 「列対抗風船割り」
風船・空気入れ4本・用意

<3時間目:国語>

①五色百人一首
②新出漢字指導・漢字スキル(指書き→なぞり書き→写し書き)
③「からの授業」の追試
 全員が、男で少年と予想した。
 「吾輩は猫である。」を出して話者と筆者の違い(視点)を教えた。

<4時間目:社会>

1.歴史人物かるた(松藤司先生の追試)作成

『子どもの荒れと向き合う―私が成功した“常識破る新作戦” (荒れたクラスを立て直す) 』(松藤 司著・明治図書)の中に付録でついているものを画用紙に印刷して作成させた。
 隣と2人に1セット作成させた。
 2人で、協力して、のりづけ、はさみで切り取り、歴史人物の色塗りをするように指導した。

給食が届いたら、給食について説明した。

1.給食当番とレストラン方式(次の当番がやる)の説明
 他は静かに読書。もちろん、手伝うのはOK!早く食べられます。
2.12:05までは、静かに読書をしたり、連絡帳を書く。
3.掃除、12:20までは、終わったら、読書をしたり連絡帳を書く。

<給食>

当番・次当番(ウェイター)という役割を提示した。

<昼休み>

雨のため、子どもたちと教室で過ごす。

<5時間目:社会>

1.掃除の仕方の指導

 担当の教室・体育館の掃除の仕方をやってみせた。

2.校旗掲揚の仕方の指導

 校旗掲揚は6年生の日直の仕事なので、晴れの日は毎日掲揚することになっている。
 実際にやってみせて、校旗の結び方・校旗の上げ方を指導した。

3.歴史人物かるたを制作した。

 前の時間で、まだ作り残しがあるので、作成した。

<下校>

子供達を教室から出るまで見届け、最後の子を下駄箱まで見送った。

<職員会議>

 書類での提案・1人3分以内を守っての発言で、定刻に終えるようにする。


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