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TOSSランドNo: 8543527 更新:2013年06月25日

杉山学氏道徳授業「天国と地獄」修正追試・実践記録


杉山学氏道徳授業「天国と地獄」修正追試・実践記録

杉山学氏「天国と地獄」の道徳授業の修正追試。「第1回長谷川博之・夢現塾」で杉山氏がされていた授業である。
講師の長谷川博之氏がそれに対して、資料を見開きにすること・天国と地獄の共通点を挙げさせるなどのアドバイスがあった。
その点を修正して、子どもたちにかけた。
年度当初のクラス目標を決める前の布石としても効果的な授業である。
以下、授業記録と、子どもたちの反応である。

指示1:

トルストイという人が書いた『天国と地獄』という話です。先生が読みます。

次の話を読み聞かせした。
事前に次の話は大きく拡大してプリントにして子供達に配布しておく。

 ある日、地獄へ行ってみると、たくさんの亡者が丸いテーブルをかこんで座っています。テーブルの上にはたくさんのごちそうが並べられているのに、亡者たちはそれを食べることができず、飢えに苦しんでいます。
 よく見ると、亡者たちの片腕がイスにしばり付けられ、もう一方の腕には、ものすごく長いスプーンがくくりつけられています。亡者たちは一生懸命にテーブルの上の食べ物をスプーンですくって食べようとするのですが、柄が長すぎて、口に持ってくることができません。ということは、地獄には食べ物がないわけではない。
 食べ物があっても食べられないから、そこが地獄なのです。
 ある時天国へ行ってみると、人々はご馳走の並んだ丸いテーブルを囲み、お互いにニコニコ笑いながら話し合っています。飢えなど全く関係ありません。
 ところが、地獄と同じように、みんな片腕がイスにしばり付けられ、もう一方の腕に柄の長いスプーンがくくりつけられているのです・・・。
 見ていると、天国の人たちはスプーンですくった食べ物を自分の口に入れようとはしていません。テーブルの向かい側の人の口に入れてあげているのです。
 向かい側の人も、自分の口に入れてくれています。天国とはこのようにお互いに助け合って生活しているところなのです。

この話を訊かせてから、徐に、次のように尋ねた。

発問1:

「天国」と「地獄」に、共通することは何ですか?

 「片腕がイスにしばり付けられ、もう一方の腕には、ものすごく長いスプーンがくくりつけられていること。」とすぐに答えが返ってきた。
 文章から答えを探しだし、答えていた。

発問2:

「天国」と「地獄」で、違うことは何ですか?

・地獄は、みんな一生懸命にテーブルの上の食べ物を自分で食べようとしていて、食べられないが、天国は、反対側の人が自分に食べ物を口に入れてくれて食べられる。

発問3:

そうすると、地獄ではどのような状態になるのですか?

・飢えています。

 これでまとめてしまうと、子供達の意識はトルストイの寓話として終えてしまうので、この後、トルストイの寓話から、日常生活に結びつけた。
 これはクラスの実態に応じて、問いかけを変えていけばよい。

説明1:

例えば、給食の時間に、苺が余っていた時、みんなの中にも、「俺のだ!」「お前はお代わりしただろ!」などという声が飛び交う姿があります。何かいいものがあって、並ぶ時も、自分さえよければいいと言わんばかりに、一斉に飛びかかってくることもあります。

発問4:

このような姿は、トルストイの話では、天国と地獄どちらに近いですか?

・地獄です。

発問5:

もし、クラスに地獄の人たちのような人が多かったら、どのようなクラスになりますか?

・学級崩壊する。
・ケンカをして、奪い合いになる。
・ケンカして、クラスが荒れる。

発問6:

もし、クラスに天国の人たちのような人が多かったら、どのようなクラスになりますか?

・クラスみんなが協力しあって、みんなが楽しく過ごせる。
・利他の心をもったクラスになる。
ここで、「利他」というキーワードが飛び出した。

最後にワークシートに次のことを書かせて授業を終えた。

発問7:

クラスの質というのは、一人一人の心がけ1つで、どのようにも変わります。みんなは、この△年□組をどのようなクラスにしたいですか?紙に書きましょう。

子どもたちはワークシートの中に次のようなコメントを残した。

<子供たちの感想>
○できるだけ天国のようなクラスになり地ごくのように自分勝手なことがないようにしたい。
○これから、みんながゆずり合い、ケンカをしないで助け合える、天国のようなクラスにしたい。
○みんながゆずり合い、あたりまえのことをあたりまえのようにできるクラスにしたい。
○これから自分の事もやりながら利他の心をもつ。みんながほしいものはゆずりあう。自己中心的にならない。いい言葉をつかい、悪い言葉をつかわない。天国のようにいい心をもつ。こまっている時、助け合う。けんかをしない。
○みんながゆずりあい、よりよいクラスにしていきたい。
○みんなが利他の心をもち、協力でき、同志をもっていて、学校をひっぱっていけるクラスにしたい。
○天国みたいなクラスにする。
○ケンカやとりあいなどしない、ゆずり合えるクラスにしたい。
○これからこのクラスを天国のように明るく楽しくしたい。
○これから、みんな(の家)にあそびにいきたい。
○これから、何か困っている人を見たら、手をかしてあげられる人が沢山いて、小さなことでも「ありがとう」と…1人1人が人のことを考えられるクラス。周りから5年2組は、天国みたいなクラスと言われるクラス。
○天国みたいに、食べ物を落としたときは、みんなで分け合い、いい言葉、例えば、(ありがとう)などをよくいうクラス。地獄の人が1人もいないクラス。自分のことより人のことをゆうせんする。まちがえてぶつかっても、けんかにならない。1年生などが困っていたら、助けたい明るいクラス。利他の心を持つ。他のクラスからも、すごいと言われるクラス。協力しあうクラス。
○私は天国のようにゆずりあったり、助け合ったりして明るいクラスになりたい。利他の心をもって、学校をひっぱっていくクラスになりたい。
○天国のようにやさしいクラスにしたい。
○ゆずり合っていいクラスにする。目標にちかづけるクラス。
○けんかをしないクラスにしたい。みんながゆずりあい天国みたいにしたい。
○できるだけ天国に近づき、クラスの目標を達成して、他のクラスからそん敬されるクラスにしたい。
○みんなが利他の心を持って、こまった時には助け合うクラスにしたい。
○給食の時だけでなく、本当にいいよという気持ちで、ボールや並ぶ順番などをゆずり、仲良く楽しくさらに助け合えるクラスにしていきたいです。
○天国みたいにあいてをゆうせんし、学校をひっぱっていけるクラス。
○ゆずり合う人が増えて、明るいクラスにしていきたい。
○自分のことだけ、考えないで、他の人のことも考えられるようにしたい。
○いつもみんなで助け合い、明るいクラスになってがんばりたい。
○給食のとき、苺やゼリーなどをゆずり合い、学校を引っ張るようになり、目標を達成できるようになる。
○天国のように助け合い、ゆずりあってあたりまえのことをあたりまえにやり、学校をひっぱっていけるクラスになりたいです。
○天国みたいにみんながゆずりあいながらくらせるクラス。
○利他の心をもち、天国のような学校生活をしていきたい。明るく元気なクラスにしていきたい。あたりまえのことをあたりまえにするクラスにしていきたい。
○みんなが、助け合い、やさしいクラスに、していきたい。
○天国のように、助け合いながら、利他の心をもって学校を明るくしてひっぱって行きたい。そして、みんな仲よくするクラス。
○地獄は、自分の事しか考えないけど、天国は人の事を考えているので、天国のような人のことを考える人になりたい。
○みんなおたがいに、助け合ったりゆずり合ったりできる明るい天国のようなクラスにしたい。
○天国みたいにゆずり合って、いいクラスにしていきたい。
○ぼくは、このクラスを利他や学校をひっぱっていくクラスや、学校で1番やさしい天国にいけるようなクラスにしていきたい。
○おたがいゆずり合い、利他をよくしあうクラスにしたい。
○みんながみんなのことを考え、ゆずり合い、利他の心をもつ、天国のようにいいクラス。
○利他の心をもっているクラスにしたい。ゆずりあって、明るいクラスにしたい。こまっているとき、助け合っているクラスにしたい。
○天国のように、みんなでたすけ合い、いいクラスにしたい。
○天国のようにゆずり合い、利他の心を持って、もし、みんながケンカしてもおたがいであやまるクラスにしたい。
○みんな仲良く人の事も考えられ、利他の心を持ち、友達どうし助けあえるクラス。


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