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TOSSランドNo: 5099699 更新:2013年04月01日

楽器を作ろう「ストロー笛」


簡単な手作り楽器を通して、音のおもしろさに興味を向けます。音楽が苦手なやんちゃ君も熱中!
“「音」を「楽」しむ『音楽』の旅” (ヨイサの会著 出版)の、「ストロー笛」の作り方をもとに、発問・指示を加え、授業化しました。

<材料・道具>   ①ストロー(直径6㎜のものが作りやすい。5㎜は音が出しにくい)をたくさん。できたら人数分以上に。
             ②はさみも人数分。
<用意するもの> ①切ったストロー笛を入れるゴミ袋を何箇所か用意する。
            ②教師の演示用ストロー笛。あらかじめ何種類か自分で作っておくとよい。

発問1:

これは「ストロー笛」です。どんな音が鳴ると思いますか?

「きれいな音」
「高い音」

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指示1:

鳴らしてみます。よく聴きましょう。

音を鳴らしたとたん、子どもたちは大爆笑。ストロー笛のおもしろい音に、みんな興味津々になる。

説明1:

これからストロー笛を作ります。音を鳴らすのは、けっこう難しいよ。みんな鳴らすことができるかな?

指示2:

まず、作る前に大事なことがあるので、よく聞きなさい。

以下のことを、作る前に子どもたちに確かめておく。
  ①先生の指示が聞こえたら、ストロー笛やはさみを手から放して、きちんと座ること。
  ②ゴミはきちんとゴミ袋に入れること。
  ③音が出ない子は、先生のまわりに集まること。(重要!作り出してからだと、指示が通らない。)
  ④音が出た子は、いろんな音の出し方を工夫すること。
    「二つまでならアマチュア。3つ見つけたらセミプロ。4つ以上見つけたら、ストロー笛のプロだよ」
    また、音の出ない子を教える役になってもらってもいい。
    「音が出せたら、まだ音の出せない人のコーチをしてください。」

指示3:

では、一緒につくります。はさみを用意しなさい。それから、ストローを一本用意しなさい。

全員にストローが行き渡ったのを確かめる。

指示4:

まず、ストローの吸い口から蛇腹までをよくつぶします。

この時のつぶし方が、音が出せるかどうかのポイントになる。
両手の親指と人さし指で少しずつつまみながら、20回ずつくらい上下に揉む。
ストローを指の摩擦熱で柔らかくするつもりでやるといい。

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指示5:

次に、よくつぶれたら、吹き口のところをはさみで斜めに切り落とします。

この時の切り方も大切なポイント。浅く切り落とさないで、長めに切り落とす。
  【 × 浅い切り方 】          【 ○ 長めに切り落とす】

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指示6:

念のために、もう一度斜めになったところをよく揉みます。

音が出ないときは、たいてい吹き口の揉み方が足りないときである。
上下によく手を動かして、吹き口をなめすつもりでやるといい。

指示7:

ここまできたら、あとは吹き方です。口をぱかっと開けて、ストローを深くくわえふーっと吹きます。

ここで音が出る子と、出ない子に分かれる。
教室中がうるさくなる。
あらかじめ、二つの指示をしておくことが大切である。
音の出ない子のために、「音の出ない子は、先生のそばに来る」という指示。
音の出た子には、「音が出たら、音の出し方を工夫する」という指示。
どちらの指示も、作る前にしておくことで、空白の時間が生じない。
音の出ない子は、あせって「できないよ!」と声をあげる。
そこをすかさず音が出るようにさせてあげることが大切である。

 【音の出ないときは・・・】
  なんと言っても、教師が事前に作って、音の出ない原因をつかんでおく必要がある。
  ①揉み方が足りない。・・・・・・教師がよく揉みほぐしてやる。
  ②吹き口の切り方が悪い。・・もう一本作り直しをさせる。
  ③くわえ方が悪い。・・・・・・・・吹き口をちょこっとくわえていては、音が鳴らない。
                    吹き口が振動しないのだ。
                    教師が、深くくわえて「ふーっ」と吹くやり方をして見せる。

指示8:

では、いったん席に着きます。手には何も持ちません。先生の方に、おへそを向けなさい。

まだ音の出ない子がいるときは、「後で時間をとって、音が出るようにしてあげるからね」と言う。

指示9:

いろんな音の出し方が見つかった人、先着5名に発表してもらいます。

「すごいねえ、よく見付けたね」「音の高い低いの変化がすごい!」など、個別に誉め言葉をかける。
初めは音が鳴っていたのに、発表になって出なくなるときがある。
これは、時間がたって、ストローが冷え、固くなったからではないかと思われる。
再び念入りにストローの吹き口を揉みほぐしてやると、また音が出るようになる。
吹き口がぼろぼろになって音が出なくなったら、新しく作り直す。

指示10:

まだ、他にも音の出し方があるという人に吹いてもらいます。

「まだあるなんて、先生よりすごいよ!」とほめて、発表してもらう。

指示11:

先生も、いろいろ作ってみました。聴きましょう。

事前に以下のストロー笛を作っておき、すぐに提示できるとよい。
吹き口が固くなってすぐには音が出ないことがあるが、焦らずもみほぐせば、子どもたちの前で音は出る。
①ストローの先を、手で包み込む。それから、音を出しながら、手を開いたり閉じたりする。
 「ぅわー、ぅわー」と、赤ん坊の泣き声のような音が出る。
②ストローを短くする。音が高くなる。
③ストローを長くする。音が低くなる。長くなればなるほど、音は鳴らしにくい。
④ストローの胴体部分に、はさみで三角の穴を開けて、指でふさいだり、開けたりする。
 音の高低の変化が付けられる。
⑤一度に二本、長さの違うストローをくわえて吹く。大きな音が出る。
  【①赤ちゃんの泣き声のような音】  【②長くつなげる】  【③短くする】  【④穴を開ける】  【⑤二本くわえる】

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指示12:

いろんな音の変化がつけられますね。みんなもいろいろ試してみましょう。
       おもしろい音が出せたら、後でみんなに教えます。

子どもたちは、なるべく長くしようとしてみたり、何本かくわえてみたりする。
この時、まだ音のでない子を個別に見る。

指示13:

音を出すのをやめなさい。一人一人、順番に音を出してみます。

静かにさせ、円になって並び、座る。一人ずつ音を出していく。短い時間で、どんどん順番を回していく。

説明2:

みなさん、今日はおもしろい音がたくさん作れましたね。先生も楽しかったよ。

後始末をしっかりする。(落ちているストローのかけらなど)
休み時間もとりだして、吹いている子どもがいた。音を出したり聞いたりすること自体が楽しい。

【対案】
①「いろんな音の出し方を工夫する」という指示を出すのが早い。
  <指示2>で、作る前に工夫の指示が出ている。
  この時の子どもの気持ちは、「早く作りたい」。
  自分は音が出せるのか、どんな音が出るのか、という段階である。
  指示は少なく、①~③で十分である。
②「いろんな音の出し方を工夫する」という指示で、どんな工夫をするのか、工夫の範囲が分からない。
  実際に一回音が出ても、その後、音が安定して出るとは限らない。
  作る前に工夫なんて、とても考えられない。

以上の二点から、「それぞれの音を聴き合う」→「音の工夫をする」の2段階で授業をするとよいと考える。
次のように授業する対案がある。

<指示2>の、④を削除する。

<指示8>のあとで

指示14:

どんな音になったかな。発表しましょう。

単に吹くだけでも、微妙に音が違う。それを楽しむ。
おそらく笑いが起きるであろう。
また、発表することで、音の高低と長さなどに気づく子も出るかもしれない。

指示15:

音の出し方をいろいろ試しましょう。吹き方、ストローの長さ、手・・・、いろいろ試してご覧なさい。

「音の出し方の工夫」といわれても、どんなことまでしていいのかわからず、不安になる。工夫のヒントを与える。

このあと、子どもたちから工夫した音を発表してもらい、子どもたちから出なかった工夫があれば、教師が提示する。
そして、授業を終える。


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