指示1:
漢字ビンゴをします。漢字練習帳を出しなさい。
漢字練習帳のほうが,マス目があって書きやすい。
指示2:
マスを9つ書きます。ノートのマス目に沿って書きなさい。黒板と同じなら合格です。
お題は,木辺の漢字です。木偏の漢字をひとつ,マスの中に書きなさい。
お隣同士で確認させる。
指示3:
残ったマスに,あと8つ書きます。同じ漢字は使えません。
残ったマスの中に,1つずつ8つ書くように指示する。ここまで約5分間。
教科書やスキル(ドリル),辞書を参考にするように伝える。
「丁寧に書かなかったらやり直しです。」と言って机間巡視をする。字が丁寧な子を誉める。
指示4:
準備ができたら,書いた漢字を使って文を作りなさい。漢字練習帳に箇条書きにしていきなさい。
例えば,「校」なら,「学校へ行く」「校庭を走る」などである。これで時間調整をする。
指示5:
先生が漢字を10個言います。自分のマスに書いてあったら,赤丸で囲みなさい。
「校です。」教師は言った漢字をすばやく板書する。
間を空けずに林,材,杉,村,札,柱,相,横,松と続ける。(順番,漢字は自由)
指示6:
たて,よこ,ななめ,一列そろったらビンゴで,10点です。
ビンゴは何度でもよい。9文字全部に丸がつくと,80点である。
指示7:
ビンゴになったら「ビンゴです。」と言って手を挙げるのですよ。
「ビンゴです。」といった子に目を合わせ,「1着」「よし」「すごい」と短く誉める。
最後に,自分で作った文に丸をつけさせる。先生が言った漢字でなくてもよい。文も1つ10点である。
指示8:
点数を聞いていきます。自分の点数を言われた時に,手を挙げてごらんなさい。
10点の人,20点,・・・,いないと思うけど110点,すごい。と点数の高い子を誉める。120点,・・・と聞いていく。
一番点数の高い子は,文をたくさん書いている子である。「たくさん文を書いたから点数が高いんだね。」と誉めると,マス目だけ埋めてボーっとしていた子も書くようになる。
1.漢字を選べない子には,教科書などから選んでやり,指でそっと漢字を指す。「これを書こうね。」とやさしく言う。2つ目からは自分で書こうとする。
2.それでもできない場合は,赤鉛筆で薄く書き,なぞるように指示する。
3. 慣れてくると,「漢字ビンゴ,木偏の漢字」などと言うだけで始められる。
4.「スキル○ページ」や「教科書○ページ」「2画の漢字」「ウ冠の漢字」などでやってもよい。
5.木辺の漢字や三ずいの漢字などを,ノートいっぱいに書いてくる子がでてくる。
6.本実践は小学校3年生である。
7.全部で,約10分で終わる。
千葉雄二氏HP 「漢字ビンゴちゃん」
http://homepage1.nifty.com/y-chiba/kanjibingochan.htm
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