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TOSSランドNo: 8810705 更新:2013年02月02日

被曝と発がん


1 癌のメカニズム

説明1:

原発事故で被曝が問題になりました。
被曝すると、発癌率が高まります。
『被曝とは癌の問題』です。

発問1:

日本人の何人に1人が癌になっているのでしょうか。
2人に1人

発問2:

癌は人に感染する病気である。 ○ か × か 
×

説明2:

(グラフ:死亡率の推移)日本人の癌発生は年とともに増えています。世界一です。

説明3:

 人の体は、60兆の細胞でできています。が、毎日膨大な数の細胞が死んでいます。髪の毛がぬけるのは細胞が死んだということ、あかは皮膚の細胞が死んだもの。
 毎日1兆個の細胞が毎日死んでいます。それを補うため、毎日1兆個の細胞が生まれています。
 細胞は分裂で増えます。そのとき、細胞の設計図であるDNAを正確にコピーする必要があります。
 が、まれにコピーミスが生まれます。しかしその細胞は自然に死んでいきます。
 まれに、細胞が設計図のコピーミスによって死なない細胞が生まれます。
 それが癌細胞と呼ばれるものです。
 しかし、私たちの体のなかにある免疫細胞が、その都度殺してくれています。
 『癌細胞は、DNAのコピーミスでできる死なない細胞のこと』 
 毎日癌細胞はできています。
 しかし、取りこぼされる場合があります。取り残された1個の死なない細胞が増殖し、大きくなります。15~20年で1cmほど。その後急成長し、人に死に至ります。
(グラフ:年齢とがんによる死亡率)
 年齢とともに、コピーミスは増えます。しかも、免疫力が低下してきます。
 つまり、『癌とは、老化』です。
 日本が一番癌が多いのは、世界一長生きになったからです。

2 癌の原因

発問3:

癌の原因で、最大のものはどれでしょう。
   ① 被曝  ② 飲酒  ③ たばこ

説明4:

(グラフ:がんの原因)
最大のものは、たばこ3割。 次いで、ウイルスや細菌の感染2割、酒1割。
癌は、生活習慣でかなり減らすことができます。

3 自然被曝

説明5:

被曝により、細胞の設計図であるDNAが傷つく。すると癌細胞が生まれます。

発問4:

日本での自然被曝量は年間どれくらいでしょうか。
1.5mSV

説明6:

(グラフ:日本の自然被曝))
1.5の内訳は、大地から、宇宙から、食べ物から、空中から、です。
(グラフ:世界の事前被曝量)
地域によって、自然放射線量は違います。日本1.5、アメリカ3、スウェーデン6、世界平均は2.5。

説明7:

(図:被曝量と高度)
高度によっても違います。海面が少ないのは大地からの放射線がないから。
反対に上空は、宇宙からの被爆が増えます。
成田・ニュウーヨーク間往復 0.2mSV 7回往復するとほぼ1年間の被曝量になります。
宇宙飛行士、1日1mSV 半年で180mSV 原発作業者なみです。
飛行士に癌が多いということは、ありません。

発問5:

世界で一番被曝量が多い地域の年間最大自然被曝量は。
  ①約12mSV  ②約84mSV ③約260mSV

説明8:

(図:世界の大地から受ける年間自然放射線量)
 ラムサール(温泉保養地 10mSV 高いところでは260mSV。 
 そこで癌が増えたというデータはありません。

4 被曝許容量

説明9:

 人の被爆許容量は、法律で1mSVと定められている。
 医療費爆は、世界トップクラス。4mSV。
 CTスキャン、胸部X線、胃X線等、医療被曝は年間平均4mSVで、世界トップ。
(図:日本での被曝の現状)
日本の被曝の現状 自然被爆1.5  医療被曝4 被曝限度1 
 計6.5まで認められています。
 被曝許容量とは、自然被爆、医療費爆を除いた人工被曝量のことです。

5 被曝と発癌の関係

発問6:

 同じ100ミリシーベルトであれば、一瞬で浴びても、時間をかけて浴びても、身体に与える影響は同じか、違うか。
 違う

説明10:

 放射線によってDNAが切断されますが、修復する仕組みが備わっています。
 一瞬の被爆で、大量に切断が行われれば、修復が間に合わない。
 がんの危険性が高まります。

説明11:

 広島、長崎の被爆は一瞬でした。
(図:一度に前進に被曝したときの症状)
 被爆者への追跡調査結果があります。50年間かけて10万人の人を追跡調査した結果、分かったことはこれでした。
『一瞬で100mSVを超える量だと、癌の危険性が高まる』
『100mSV以下の発癌リスクの増加は証明できない』

発問7:

(図:生活習慣と放射線被曝の発がんリスク)
一瞬で100mSV このリスクは、次のどの危険リスクとおなじ程度でしょう。
 ① たばこ  ② 酒2~3合 ③ 野菜不足

説明12:

 ③です。
 100~200 野菜不足程度 野菜は癌を防ぐ 受動喫煙
 500~1000 酒を毎日2~3合飲むレベル
 2000 たばこ 

6 福島の被曝量

説明13:

 福島で、比較的高い放射線量のある浪江町、飯館村での外部被曝量です。
 1mSV未満、6割。10mSV未満 99%
内部被曝は、ほとんどの方が5ミシリーベルト以下でした。

発問8:

世界一の癌大国日本は、医療被曝は世界第□位
 ①1位  ② 6位 ③ 8位

説明14:


CTスキャンは、1回で約7mSV。3回受けると20mSVを超えて計画的非難区域レベルです。

7 放射性物質

説明15:

 放射性物質とは、放射線という目に見えない光線を出しながら風に乗って遠くまで運ばれる花粉のようなもの。
(福島第一原発からの放射性物質の拡散)
 原発事故で、放射性物質は風に乗って各地に広がりました。
 福島原発事故で放出された主な放射性物質は ヨウ素とセシウムの2つ。
(グラフ:東京の放射線量)
 東京にも3月15日と21日、風に乗って運ばれました。
 15日 風で運ばれ一気に量が増えて、すぐに減りました。通過しただけ。
 21日 毛是で運ばれて、雨と一緒に屋根や地面に落ちてくっつき、そのまま残りました。そこからガンマ線が出て、かかとから頭まで、均等に汚染されます。
 あるいは、稲ワラにセシウムを含む雨が降り、長くこびりつく。トラックで運ばれ、牛のえさになり、それを食べた人が内部被曝する。

 放射線量は少なくなります。半分になるまでの期間を半減期といいます。
 ヨウ素131は8日。40日でほとんどなくなります。
  (グラフ:セシウムの半減期)
 セシウム134は2年。セシウム137は30年。これがやっかいです。

発問9:

セシウムが体内に入ると蓄積されて、一生被曝し続けることになる。○か×か
 ×

説明16:

放射性物質は排泄や代謝で体外に排出されます。主に尿として。大人は3か月で半分になります。乳児では10日ほどで半分になります。

8 「直線しきい値なし」モデル

説明17:

 広島長崎の被爆は一瞬で浴びました。
 どこにいたか、爆弾と自分との距離、そして、建物の影響もあり、「被曝の時、どこにいましたか」と聞けば、およその被曝量が分かります。
(グラフ:被曝線量とがん死亡率)
 その結果、被曝量と発がんの関係が、データから分かってきました。
 100mSVでがん死亡率が0.5%増える。科学的に証明されています。
 その貴重なデータからしても、100mSV以下では、癌が増えたかどうかわからない。
 100mSV以下、灰色の部分はわからない。「分からないところも直線的に増えるんだ」と仮定しています。これは安全に配慮したポリシーの領域です。

9 放射線との向き合い方

説明18:

 (表:広島市民の平均寿命)
 政令指定都市のなかで、広島市の女性のかたは、もっとも寿命が長いというデータがあります。   
 広島、長崎の被爆者は避難しませんでした。除染もしませんでした。そこに残って復興に尽力しました。被曝による影響は分からなかったからです。 
 一方、最大35万人 被爆者手帳が交付、医療はただ。手厚い保護を受けました。その結果かどうか分かりませんが、平均寿命のランキングです。

説明19:

 チェルノブイリ事故では、年5mSVに達する地域は、強制避難の対象となりました。
(グラフ:チェルノブイリ事故後の平均寿命の変化)
 その結果、大量の避難民がでて、男性の平均寿命が下がりました。
 避難がマイナスになったのです。
 一部の人が、自分の意志で、もとの故郷に戻りました。戻った方のほうが、平均寿命が6年長かったというデータがあります。
 被曝リスクをさけるために避難する。安心ですが、必ずしも安全につながるとは限らない。

説明20:

 放射線も発がんリスクの要因ですが、要因は様々です。リスクの物差しをおよそでいいので、各自が持って、さけていくことが大切です。


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