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TOSSランドNo: 3130060 更新:2013年01月07日

授業分析で向山型算数を目指す6 統率力を具現化する


今年度は,本当に幸運であった。
それは,木村重夫氏と同学年であったからである。
毎日の算数で,木村氏の「同時進行の向山型算数」を追試できる。
向山型算数を目指すものにとって,これほど勉強になることはない。
今年度も,もう終わりである。
追試をはじめて,早一年がたった。
追試をする中で,平均点が90点をこえることもあった。
しかし,ほんの数回であった。
子どもが「算数が楽しい」ということもあった。
しかし,多くのときは「え~。算数いやだ~」であった。
木村氏との平均点の違いは,何か。
子どもの反応の違いは,何か。
それは,はっきりしている。
授業案を生かす,教師の力量の違いである。
では,具体的にどんなところが違うのであろうか。
幸いなことに,木村氏が岩田の授業と木村氏の授業の違いを指摘してくださった。
算数MLに発信した81回目の授業分析に,木村氏が返信してくださったのである。
木村氏は,木村学級と違うところとして「子どもがしゃべりすぎる」ことをあげている。
そして,その原因の一つとして以下を指摘している。

教師の統率力の弱さ

以下は,81回目の授業分析である。

【0秒】
T ノートに写します。
C 先生,教科書はいらないんですか。
T 教科書は,あか,ない,開きません。
C 日にち書いとかんと。
T あ,えらい。
 【17秒】
C ふしぎな?
C ふしぎなふしぎな源氏物語。
C ふしぎな計算?

子どものつぶやきが,この後もずっと続く。
このときは,教科書を使わない普段と違う授業であったことを考えてもひどすぎる。
一言「黙って写しなさい」といえばよいのだ。
それをいえないのは,まさに統率力の弱さをあらわしている。
以下は,83回目の授業分析である。
ここでも,見事に教師の統率力の弱さがあらわれている。

【0秒】
T 69ページです。
【4秒】
T そろばん。
【8秒】
T 本の…。
C ノートにページ数書きますか。
T あ,ノートにページ数書かなくてもいいですよ。
C 今日ノート使いますか。
T 本の1,今日ノート使いません。

【16秒】
T 本の1,そろばんのから,みんなでさんはい。
C 読む。

問題は,8秒から16秒の間のやりとりである。
授業に入ろうとしているが,入れない。
教師が,子どもに引きずられているのだ。
統率力が大切であることは,向山氏の著作を読み知っていたはずである。
しかし,それを授業の中で具現化することができていないのだ。
統率力を具現化するために必要なことは,何であろうか。
それは,第一にこれである。

教師の気概

子どもに力をつけたい。
そのためには,譲らないところは絶対に譲らない。
従わせるところは従わせる。
木村氏の指摘で,そういった教師の気概の必要性をあらためて実感した。


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