誰でもできる楽しい理科授業 東京書籍版 2005
作成者 福島アンバランス 大堀 真
【 準備物 】
① 試験管に入れた水溶液(食塩水・炭酸水・石灰水・塩酸・アンモニア水)
② リトマス試験紙
③ ガラス棒
④ 教科書では、ガラス棒を拭く布を用意するように書いてあるが、使わぬ方が良い。
(前の水溶液が、布について残るのである)
指示1:
ノートの新しいページを開きます。
「水溶液を仲間分けしよう」と課題を書きなさい。
方法、リトマス紙を使う とノートさせる。
★必要なら、リトマス紙は色が変わるのだ、という教師のパフォーマンスを入れても良いだろう。
実験をする前に、ノートのフォーマットを作る。
指示2:
ノートに次のように書きなさい。
用具を準備する
指示3:
水溶液・ガラス棒・リトマス紙、ピンセット、使うものをもっていきなさい。
食塩水から実験をする
指示4:
リトマス紙を、赤一枚、青一枚、切り取ります。
(ほんとうは、ピンセットで行うのが正しいのですが、難しいので手でちぎらせています)
※ 実験台の上に直に置くと、色の変化がよく分からないこともあるので、
B4とかA4の紙の上でやらせると良い。
後始末も、下敷きの紙ごと捨てるだけなので、楽である。
指示5:
食塩水を、ガラス棒を使ってリトマス紙にたらします。
全部濡らしてはいけません。つけるのは下半分だけです。
(元の色がわからなくなるから、と趣意説明する)
※ 巡視して、変化がないことをを確かめる。
指示6:
次の水溶液にいく前に、ガラス棒をよく洗います。
(布で拭くと、前の水溶液がガラス棒に付着することがある)
二回目、リトマス紙を、赤一枚、青一枚、切り取ります。
炭酸水を、ガラス棒を使ってリトマス紙にたらします。
※ 炭酸水は多めにつけないと反応しない(とくに青の方)のでたっぷりつけさせる。
※巡視して、酸性を示していることを確かめる。 ここまで、結果を確認して板書しておくと良い。
指示7:
同じように、石灰水・塩酸・アンモニア水についても調べてごらんなさい。
※ 一種類ずつやっても良い。クラスの実態によって判断されたい。
指示8:
ノートに結果を書きなさい。
※ お分かりだと思うが、この実験順序には意味がある。
中性で、変化がないもの、酸性の弱いもの、アルカリ性の弱いもの、
そして酸性・アルカリ性の強いものへ並んでいる。
前にやったものの影響をなるべく少なくする順に並んでいるのである。
(炭酸水⇒塩酸 ⇒石灰水⇒アンモニア水 という順序も考えられる)
説明1:
三つの仲間に分かれました。
赤・青 の仲間を「中性」
赤・赤 の仲間を「酸性」
青・青の仲間を「アルカリ性」と言います。
ここは、しつこく「青・青」になるのは「何性」ですか。
アルカリ性なら、リトマス紙は、何色と何色になりますか?○○君。
などと、だめ押しを入れても良い。
指示9:
ノートに結果を書き加えなさい。
このように、リトマス紙を使って、
水溶液を「酸性・中性・アルカリ性」の三種類に仲間分けすることができる。
と、教師が言うなり、板書してノートに書かせるなり、結論を出す。
課題が仲間分けしようであるから、それに正対した結論を書くべきである。
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