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TOSSランドNo: 9304900 更新:2013年01月03日

完全循環型リサイクルに向けて ~トレーtoトレーに必要なこと~


授業について

完全循環型リサイクルとは「from A製品to A製品」である。ごみを同じ製品に再生し、また利用することである。これはリサイクルの理想の形の一つである。
廃プラスチックが大量に中国に輸出され、大量の安いプラスチック製品が中国から輸入されている。日本で求められているのは、技術力によるコストダウンと製品の品質である。 
 そのために日本の企業は、工場での一貫再生産システムの方法をとるようになってきた。そこには日本の最新の技術と伝統的な技術が取り入れられている。
日本で初めてプラスチック製品のリサイクルを始めたのが(株)エフピコである。20年間採算を考えずに「from A製品to A製品」の完全循環型にこだわり、その技術力と消費者とのつながりを向上させてきた。そのリサイクルへの企業努力が、原油の高騰もあり注目を浴びている。そして、工場一貫再生産の技術とシステムの環境は整ったのである。
食品トレーの回収率は現在17パーセントだが、回収率が50パーセントを超えると、半永久的な食品トレーのリサイクルが可能だという。
子どもたちに完全循環型のリサイクルに向けて何が大切かをついて伝えていきたい。

教材について

本単元では完全循環型リサイクルの中で必要な①分別、再生産の技術、②回収のシステム③諸費社の分別の仕方、の中から、①に焦点を当てて授業を行う。
日本の「伝統的な技術」と「最新の技術」についてである。日本の技術力は伝統的な技術の積み重ねによって支えられている。食品トレーの回収率の低さを知り、企業の努力と技術を紹介する。製品の品質を守るための技術とコストダウンのための技術である。
それを受けて、回収にかかるコストの削減方法を学習していく。すでに完全循環型リサイクルのシステムは完成している。大事なことは消費者である自分たちが何をするかを考えさることである。そして、自分たちの実生活の中でできることへとつなげていきたい。

単元計画「完全循環型リサイクルに向けて」全4時間 総合的な学習 4年生

第1時 循環型のリサイクルとは(現在のリサイクルと江戸時代のリサイクル)
第2時 循環型のリサイクル(家庭、自治体での実践)
第3時 完全循環型リサイクルの最新の技術(ペットボトルと食品トレー)
第4時 完全循環型リサイクルの未来(バイオエネルギーについて)

授業案

発問1:

食品トレー、使い終わったらどうしますか。

・捨てる。・分別する。

発問2:

トレーの回収率は17%です。残りの83パーセントはどうなっているのでしょうか。

・燃やされている。不燃ごみとして埋め立てられている。

発問3:

新聞で、不燃ごみのプラスチックを7割の自治体で焼却すると報道されました。これは石油を直接燃やしているのと同じことです。これは環境にいいでしょうか。

よくない。

説明1:

リサイクルとはなにかもう一度確認しましょう、新しく作り直して、また利用することです。読みましょう。自然に戻すだけがリサイクルではないのです。

前に勉強したサイクル図です。ゴミから自然に戻す勉強は、コーン袋やEMで勉強しました。今日はゴミから再生への道を勉強します。

説明2:

食品トレーのリサイクルに20年も前から挑んできたエフピコという会社があります。
工場での一貫再生、しかも、トレーからトレーのリサイクルを一つの工場の中で行っています。

発問4:

工場に江戸時代からある「唐箕」の技術を使った機械があります。何をする機械でしょうか。

・回転させる。・脱穀の機械

説明3:

籾殻とお米を分別する機械です。日本の伝統的な技術の唐箕、これは空気と回転の力を利用してトレーとゴミを分別する機械です。映像を見てみましょう。

発問5:

もう一つ映像を見ましょう。何をする機械ですか。

・コンベアでトレーを運んでいる。・トレーの色の識別をしている。

説明4:

センサーでトレーの色と材質を識別しています。トレーの表と裏両方をあの速さで識別し、空気の力で飛ばし分別しているのです。日本にしかない最先端の技術です。
こうした企業の長年の技術の開発の努力で、ゴミから製品。しかも同じ製品に再生することに成功したのです。

発問6:

しかし、このサイクル図まだ足りないところがあります。どこでしょうか。

分別

残りは分別です。今17%の回収率が50%になると、半永久的にトレーのリサイクルが可能になると工場長の山岸さんがおっしゃっています。
みなさんの分別が、完全循環型リサイクルを達成させるのです。
次回はトレーの分別について勉強をしましょう。

【参考文献・サイト]
ごみ処理のお金は誰が払うのか 服部美佐子 杉本裕明 合同出版
バイオマス 奥 彬 日本評論社
わたしたちの東京 東京都小学校社会科研究会 明治図書
PETボトルリサイクル推進協議会HP http://www.petbottle-rec.gr.jp/top.html
日経エコロジー 日経BP社
大江戸エコロジー事情 石川 英輔 講談社文庫
リサイクルのことがわかる事典 日本実業出版社


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