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TOSSランドNo: 6167819 更新:2013年01月02日

食育『ご飯と食事のバランス』


日本の伝統的な食事は「粗食」である。その元となるのが主食の「米」と自然の「水」そして味噌である。
この100年間で大きく日本人の食生活が変化した。主食である「米」の消費が半分になった。世界の中でもこんなに変化をしたのは日本だけである。
 その原因は大きく分けて二つある。
①江戸時代頃日本全体が裕福になり、ご飯が玄米から白米になったこと。
②第二次世界大戦後、学校給食にパンが導入されたこと。
である。
 玄米を主食としていた頃は、それだけで栄養のバランスを保ってきた。しかし、それが白米に変わった江戸時代、「江戸わずらい」として栄養バランスの崩れが現れた。
 現在、栄養のバランスを保つために、パンや肉が帰国から輸入され、それにより栄養のバランスを保っている。
 これらの食品は工場で作られるもので、その多くには食品添加物が使用されている。工場製品は「安く」「早く」でき、「長持ち」するという利点もあるが、その弊害も考えていかなければならない。
 農林水産省からも食事のバランスガイドとして、一日に必要な食事の量を紹介しているが、「自然食品」と「工場製品」という視点からも食事のバランスを考える必要がある。
 
「ご飯」を通して、栄養のバランスを考えるとき、食事のバランスはどうしたらよいのか、もう一度考え直す機会にしたい。

単元の計画(3時間)

第1時 砂糖と食品添加物について
第2時 調味料と発酵食品について
    醤油と味噌汁
第3時 ご飯と水について
    玄米と白米 日本と水

【授業案】第3時「ご飯と水について」

指示1:

宮沢賢治の「雨にも負けず」。赤いところを読みます。「一日に」から

発問1:

玄米4合とは、お茶碗何杯分でしょうか。

12杯分

発問2:

昨日ご飯を12杯食べた人?

あまり裕福でなかった賢治もご飯は12杯も食べていたのです。
それで栄養のバランスをとっていたのです。

現在は、玄米のかわりにパンやお肉で栄養のバランスをとっています。

白米と玄米の袋を見せる。

発問3:

机の上に2種類のお米があります。賢治が食べていた米はどちらでしょうか。

茶色い方が玄米

指示2:

玄米をつめで削って中が白米か確かめます。

黒い紙の上で削らせ、「かす」が残るようにする。
胚芽に気づかせる。

説明1:

削った「かす」のことを微量栄養素といいます。

発問4:

白米、ぬか、胚芽にはどれくらいの栄養があるのでしょうか。

スマートボードを操作させる。
胚芽65%、ぬか30%、白米5%

説明2:

江戸時代「江戸わずらい」という病気が流行しました。
玄米が白米になり栄養のバランスが崩れたためです。
この病気で徳川の将軍も2人亡くなりました。

説明3:

その原因が、玄米の「ぬか」に含まれるビタミンB1不足でした。お茶碗3杯を白米にすると、牛乳瓶で7本分のビタミンB1が必要になります。
玄米にはその他にも白米には少ない栄養分をこれだけ含んでいるのです。
だから、昔は玄米、味噌、野菜の三品で栄養のバランスが取れていたのです。
現代は、栄養のバランスをとるには20品以上が必要とされています。
バランスの取れた食事とは何か?もう一度考え直す必要があるのかもしれません。

実物のパンフレットを提示する。

≪参考文献・サイト≫

新潮新書 世界が認めた和食の知恵 持田 鋼一郎
マクロビオティック入門 久司道夫
東洋経済新報社 粗食の進め実践マニュアル 幕内 秀夫
三笠書房 体によい食事 ダメな食事 幕内 秀夫 
三笠書房 なぜ「粗食」が体にいいのか 草津 良一
東洋経済新報社 完全米飯給食が日本を救う 井上 ひさし ほか
農林水産省 食事バランスガイド
主婦友の会 子どもを救う学校給食 幕内秀夫
新潮社 粗食のすすめ 幕内秀夫


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