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TOSSランドNo: 1112211 更新:2012年12月01日

どの子も自分の考えが言える学級を目指して


1 どの子も自分の考えが言える学級を目指して

-詩への段階的指導を通して-

これは日本教育技術方法大系第2巻p12、古川光弘先生の論文のWEB化である。

 とにかくどの子も思いがいえ,その思いをみんなが聞ける学級にしたいというのが私の願いである。いつも理解力,発言力のある子ばかりが活躍する授業でははく,どの子も自分の考えが言える学級にしたい。そのため,人前で自分の考えを言うことが苦手な子には,とにかく発言の機会を数多く与えることが必要であると考えた。ここではそんな考えをもとに,(昨年度,4月当初から)取り組んできた実践を述べていきたい。

1 気がついた事発言

これはある物を見て,それについて何でもいいから気がついたことを順番に言っていくのである。
たとえば,花を誰かが持ってきていれば,

発問1:

今日は,○○さんが花を持ってきてくれました。
これを見て気がつくことを何でもいいから言いましょう。
それでは,○○君から。よ~いドン。

・きれいです。
・赤いです。
・葉がとんがっています。
・ビンに入っています。
・花は2つあります。    などなど 

とにかく教師は,発言について一切否定はしない。ただうなずくだけである。

最後までいったら,

指示1:

ハイ,3分10秒!

という具合にタイムをとる。
そして,

指示2:

今度やるときは3分10秒より早くなるようがんばろうね。

としめくくる。

 こういう訓練を機会あるごとに繰り返す。するとだんだんタイムは早くなってくる。

2 思いつき発言

1「気がついたこと発言」の練習を繰り返したあと、今度はある物を黒板に書いて、それについて思いつくことを何でもいいから言わせる。

たとえば、黒板に「雨」と書く。

発問2:

雨から思いつくことを何でもいいから言いましょう。
それでは○○君からよ~いドン。

・冷たいです。
・嫌いです。
・梅雨によく降ります。
・外で遊べません。
・大きいのや、小さいのがあります。    などなど

最後までいったら、

指示3:

ハイ,2分30秒!

という具合にタイムをとる。

これもしばらくの間続ける。タイムもだんだん早くなってくる。

3 イメージ発言

今度はあるものから、色々なことをイメージさせる練習である。

例えば、黒板に“お母さんは、□である。”と書く。

発問3:

それでは□の中に、言葉を入れましょう。
それでは、○○君から。よ~いドン。

・おそろしです。
・化粧が濃いです。
・優しいです。   などなど

ここまでくれば面白い発想がどんどん出るようになっている。

繰り返し、発言の機会を与えてきたため、発言の苦手な子も、自分の考えが、かなり言えるようになっている。

4 今までのイメージづくりを生かした虫食い詩づくり

次のような虫食いの不完全詩を児童に与え、□の中に言葉を入れさせる。とてもユニークな作品がどんどん出てくる。

発問4:

次の詩の□の中に、自由に言葉を入れてみましょう。

(1) -□-
  □がなんだ
  □がなんだ
  □がなんだ
  □があるじゃないか。

例 -古川先生へ-
  (クリスマス)がなんだ
  (たんじょう日)がなんだ
  (パーティー)がなんだ
  (けっこん)があるじゃないか。

(2) -□-
  □さま
  ぼくを□に してください。
ぼくを□に してください。
  □が □のように してください。

例 -空をとびたい-
  (かみ)さま
  ぼくを(はと)に してください。
ぼくを(わし)に してください。
  (わたし)が (そらをとべる)ように してください。

(この2つの虫食い詩は、授業研究 №339 p.116~118池田氏の論文から引用)

このように、誰もが自分の考えを言う機会を数多く作り、誰もが自分の考えが言える学級を目指して日々取り組みを進めている。


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