「説明しない・教えない」向山型算数では、
ちょっとした言葉がけで、子どもが自分から気づくことができる。
指示1:
ブロックを5個並べましょう。
子どもたちは、
●●●●● (●をブロックとする。)
と、横1列にブロックを並べる習慣がついている。
『5までのかず』なら、それでよい。
ところが、
指示2:
6個並べましょう。
●●●●●●
と言うと、子どもたちはいつもの癖で
と並べ、「簡単!」 と得意そうにしている。
発問1:
バッチリですか?
「バッチリ!!」 自信満々である。
子どもの机を回って見ていくと、残念ながら、お目当ての並べ方をしている子はいなかった。
そこで、次の言葉をかける。
発問2:
「天才の並べ方」 は、できていますか?
「えーっ!?」
子どもたちは、はっとして自分のブロックを見る。
次に回りの子のブロックを見る。
そして教科書に目をやる。
必死で探し回る。
「わかった!!」
●●●●●
●
と並べ直した子を 「天才!」 とほめていく。次々と真似をして、全員がこの並べ方をすることができた。
同様に、「7」「8」「9」「10」のブロックを並べていった。
ブロックを5個のかたまりで並べることを、
子どもたちは自分から気づくことができた。
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