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TOSSランドNo: 9578083 更新:2013年01月01日

「星とたんぽぽ」(金子みすゞ) の授業 5年 第4時とおまけ          


星とたんぽぽ  授業記録 第4時 2002,11,19アップ

第4時 37分

斉読一回と発問「見えぬけれどもある」「見えぬものでもある」のは、何ですか。の振り返りをして残っているイの海の小石について考えさせた。

指示1:

イの海の小石が問い13の答えとしてよいと思う人は○をこれはよくないと思う人は×をノートに書きなさい。

  ○ 6人
  × 6人
 初めてのときとかわらない。
 
  反論 海の小石なら、海にいけば、いつでも見られるから
     海の小石は、かくれてはいないから
 
 反反論 この小石は沈んでいる小石のことだから見えない。
     深いところにあるから見えない。
小さい石だから見えない。

 ここの「海の小石」が海岸の小石ではないことを確認し、「海の小石」ではなく「海の底深く沈んでいる小石」がより
よい答えであることを示した。
 ここの話し合いの時、「海が濁っているとみえない」「懐中電灯なら見える」という意見がだされた場面があった。話
し合いが本文から離れ、思いつきで話題がずれていくので、その場はストップをかけ、思いつきの発言は話題がずれ
ていくことを教えた。また、ヘンな方向に行きそうになったら、自分たちでストップがかけられるようになるとといいと教えた。
 前時のア~カについて結論をだしたので(14分経過)、

指示2:

 問い「見えぬけれどもある」「見えぬものでもある」のは、何ですか。についてあと2つ考えてノートをもっていらっしゃい。
    

説明1:

世の中にたくさんあります。この詩から離れていいです。
見えなくてもあるものは、たんぽぽの根と昼の星だけではありません。

 書いてもってきたものを板書させた。はじめの3つぐらいがかかれると、頭を抱えていた子も鉛筆が動き出した。
 
・冬の蛙・土の中のありの巣・体の中・秋のつばめ・細菌
・冬のカブトムシの幼虫・田んぼのいねの根・ふゆの冬眠中の亀
 
 最初は、生き物ばかりが出てきたので、この指示の五分後に、

指示3:

生き物でなくても、見えぬけれどもあるものがあるから考えてごらん

追加の指示をだした。すると、

・空気・にごっている水の中・人のこころの中・手品の種・マグマ・ コンピュータの中のいろいろな線・木の中の年輪
 
がでできた。もう時間だったので、「先生は次のようなものも考えました。」といって、黒板にいろチョークで板書した。
・友情・愛情・信頼・名誉(ほめられること)・協力・苦労

この日が第1学期の終業式の前日だったので、もうこれ以上は無理かなと思ったが、やっぱり「主題」を問うことにした。

同日  4時間目の途中 おまけの 10分

発問1:

主題について自分の考えを書きなさい。

説明2:

主題というのは、テーマのことです。そのお話を聞いて、どんなことを考えさせられたかということです。たとえば、と「ワシントンと桜の木の話」をした。

子どものノートから

・見えないけれどもある、見えないものでもあるという意味で、かくれていてもがんばっている物はあるということ 1人
・見えぬけれどもある。見えぬものでも、ある。 6人
・見えないものだけど、見えるものがある。  1人
・見えないけれどもある、ということをわかってほしい。 1人
・見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ、という物があると言いたい。
・見えないけれどある、ということ
・「見えぬけれどもある」ことを上手に説明している。 1人            
 
考えが書けた子からノートを出して終わりにしてしまった。

 
現在8月2日(向山型国語セミナーの応募論文としてまとめていたので)に反省するのに、どうやっても眼に見えない「もの」を主発問「見えぬけれどもある」「見えぬものでもある」のは、何ですか。の答えとするのには、ふさわしくないのではないか、と思うようになった。「友情」や「協力」といったものである。たしかに眼にみえなくても存在はするが、概念であって具体的ではない。
この詩の題は「星」と「たんぽぽ」であり、「昼のお星」と「たんぽぽの根」でないことを考えると、見える部分と見えない]部分があるものが答えとしてふさわしいのだと考え始めた。「星」を「天」、「たんぽぽ」を「地」と象徴的にとらえ、世の中の眼にみえないものの大切さを主題と考えて授業を構成したが、もっと単純に「見えているところばかりを考えず、見えないところの存在に気づくこと」とすればよかったのだろう。
 そのように考えれば、子どもたちのあげた「冬の蛙」などは、好例だといえる。
 冬の根と春のタンポポの花の対比や、昼の光らない星と夜の星の対比もすれば、かがやいたり、認められたりするまでの下積みの期間について考えさせることも可能だっただろう。授業の発問構成を次回はもっと工夫して、主題に深く迫れるようにしたい。

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