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TOSSランドNo: 9209404 更新:2013年01月01日

社会科グラフ読み取り授業の基礎


 日本教育技術学会が発行している「2009年中学入学時基礎学力調査結果」を読んだ。社会科の調査のところに興味深い結果が示されていた。

授業中にグラフの読み取り方の学習を行った学級の基礎学力は高い。

 これは単にグラフの読み取り指導をしてあった児童が、グラフに関する問題で高い正答率を示したということだけではない。
 最も重要なことは、指導する教師側にある。

グラフの読み取り指導を教師が知っていた。

 グラフの読み取り指導を知っているということ自体が勉強をしているということである。この点だけをとってみても、知らない教師との差は歴然としてくる。
 例えば、次のグラフがあるとする。仮に、働いている人が3番目に多い工場を尋ねたとする。
 指導をしていない学級の多くは「そのほかの工場」を入れてしまうはずである。
 これは、1,2度指摘したぐらいではなかなかミスがなくならない。繰り返し繰り返し指導する必要がある。

Gurahu3

 次のグラフを見ていただきたい。
 「農家の数のうつりかわり」のグラフである。教師は通常、このように聞く。
 「農家の数はどのように変わってきましたか。」
 大人だったら簡単に答えられる。しかし、子ども達の多くは、答え方のところでつまずく。

Gurahu4

 この場合なら「減っている」と答えるのが正解である。変化を聞かれた場合の答え方は、3つしかない。「増えている」「減っている」「変わらない」の3つである。この答え方をしっかり覚えさせる。
 次のような図を書いて、①のように段々あがっているばあいは「増えている」②のように下がっている場合は「減っている」③のように平らな場合は、「変わらない」と答えるように指導するのである。

Katamuki

 これも繰り返しが必要である。このような指導を教師が知っているのである。子ども達の学力が高いのは当然である。

一字読解指導

 さて、グラフの実際の指導方法である。最初は連れ読みでよい。

「先生に続いて読みます。グラフの題名 農家数のうつりかわり」
「縦軸の数字0軒、2000軒、4000軒… 18000軒」
「横軸の数字 30年前 20年前 10年前 5年前」

というようにである。慣れてきたら、列で指名して答えさせればよい。次に教師が簡単な質問を出す。ほとんどの子が100点をとれるような問題である。

「第1問、グラフの題名は何ですか」
「正解は農家数のうつりかわりです。」
「正解だった人はノートに赤で丸をつけなさい。違った人は赤で直しなさい」
「第2問、このグラフの単位は何ですか。」
「正解はけんです。」

と、このように出していく。2問目は「20年前の農家の数はおよそ何軒ですか」4問目は「農家の数はどのように変わってきましたか」である。慣れてくれば、子ども達はほとんど100点を取る。これを続けていくのである。リズムとテンポがよいので子ども達が大好きな学習法の1つである。


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