指示1:
○○寺・△△神社などまとめて寺・神社グループとします。このように似たもの同士でグループにしていきます。
グループごとにまとめた付箋を画用紙に貼らせ、この時間は終了。
子どもたちは「寺・神社」「公園」「自然」「旅館」「食事」などグループをそれぞれに作成した。
こうすることで、次回観光ツアーを組む時に、それぞれのテーマにそって観光ツアーを組みやすくなる。
自分のグループの中からいくつか観光スポットを選び、ツアーを考えさせる。
自分の考えた青梅市のツアーをノートに書いていきます。
青梅市のお寺まわりといったように同じようなものをまわっていく方法もあるでしょうし、様々な場所を回っていくという方法もあるでしょう。
その他条件として次のようなことを設定した。
・1泊2日で設定すること。(どこかに泊まる場所も決める)
・一日に回れるのは最大で3つ程度
・移動時間もある程度考えること
・パンフレットを見た時に行ってみたいと思うようなツアー名をつける
青梅市の観光パンフレットから写真を利用しようかと考えたが、写真が大きすぎるため、パンフレット作りに不向きであった。
再度、青梅市観光協会のホームページを活用する。
指示2:
青梅市観光協会の写真から使いたい写真を印刷します。
ワードに貼り付け、大きさを調整することを教えてそれぞれに調べさせた。
観光パンフレットはB4のFAX用紙で表紙・ツアー内容・裏表紙と作成させる。この時に活用できたのが、他の先生方の観光パンフレットだ。東京向山型社会研究会代表の桜木泰自氏の学級が作成したパンフレットなどを紹介し、子どもにイメージを持たせた。
指示3:
青梅市を紹介する観光パンフレットをつくります。読む人が行ってみたい!と思うように楽しく作ります。
裏表紙はツアーコースの紹介と読む人へのメッセージとした以外は全て子どもに任せた。
どの子も楽しく観光パンフレットを作成することができた。
成果と課題
○子どもたちは楽しく学び、青梅市のことについて様々な知識を得た。「青梅市って色々な観光スポットがあるんだ」という声もたくさんきかれた。
○インターネットを使った調べ学習や、パンフレットに自分なりにまとめる活動などを行った。インターネットの活用方法の習熟が図られ、まとめる学習も楽しい活動なので、それまでにないユニークな表現の仕方が様々生まれた。
●残り授業時間のこともあり、実際にその場所を訪れたり、地域の人に聞くといった活動をとりいれることができなかった。
故に、知識としての観光資源のことを知っても、その素晴らしさ、郷土に対する誇りを実感として持っているかは疑問が残る。
●子どもたちの青梅市の観光発展に自分たちも取り組もうとする姿勢が培われたかは疑問が残る。
観光立国基本法第5条に次のような条文がある。
第5条 住民は、観光立国の意義に対する理解を深め、魅力ある観光地の形成に積極的な役割を果たすよう努めるものとする。
観光立国は国や行政だけが行うことではなく、住民の参加が求められる。
この条文を授業として取り入れ、自分たちにも観光立国に携わることができるのだということを自覚させる授業を次に目指す。
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