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TOSSランドNo: 1497824 更新:2013年01月01日

MOTTAINAIアートとまちづくり


1 主張
MOTTAINAIアートから太郎生の町づくりを考える
2 マータイさん
(1)もったいない
「もったい」とは、物の本体を意味する。「勿体=物体」のことである。「ない(無い)」は、それを否定している。本来は、物の本体を失うことを指す言葉であった。
「もったい」には重々しく尊大なさまという意味もある。それを「無し」にすることから畏れ多い、かたじけない、むやみに費やすのが惜しいという意味で使われるようになった。
そして、「もったいない」という言葉の奥には「努力」や「苦労」、「時間」や「歴史」など、せっかく積み重ねてきたことを「失ってしまう」「無にしてしまう」ことへの無念と悲しみ存在するのである。
(2)ワンガリ・マータイ
1940年生まれ。生物学者を志し、米国に留学。米ピッツバーグ大学で修士号を取得後、帰国。71年ナイロビ大学で東アフリカ出身の女性として初の博士号を取得した。77年に有志と「グリーンベルト運動」(非政府組織)を創設し、植林運動を開始。単なる自然保護運動ではなく、書億輪を通じて貧しい人々の社会参加の意識を高め、女性の地位向上を含むケニア社会の民主化に結び付けようとした。こうした姿勢は、モイ前大統領の独裁政権時に弾圧の対象とされ、幾度もマータイさんは逮捕された。現在ケニア全土に約1500ヶ所の苗床をもち、参加者は女性を中心に約8万人。植林した苗木は3000万本に達し、「植林はケニアの民主化のシンボルになった」という。02年、得票率98%の圧倒的指示を得て国会議員に当選、03年から現職となった。04年ノーベル平和賞受賞を受賞した。環境分野の、また、アフリカ人女性のノーベル平和賞受賞は史上初めてであった。2005年2月の来日時に日本語の「もったいない」(MOTTAINAI)を世界各地で訴えている。

3 もったいないアート
既にあり、本来ならば捨ててしまうものをアートにして再利用するアートのことを言う。

4 大地の芸術祭
(1)新潟越後妻有
「人間は自然に内包される」を理念に、新潟県越後妻有地域の約762平方キロメートルの広大な土地を美術館に見立て、アーティストと地域住民とが協働し地域に根ざした作品を制作、継続的な地域展望を拓く活動を目的とする芸術祭である。大地の芸術祭は「交流人口の増加」「地域の情報発信」「地域の活性化」を主要目的としたアートプロジェクトである。
越後妻有という地名は地図上に存在する名称ではなく、古くからこの地域が「妻有郷」と呼ばれたことに由来する。
2005年4月に合併で新「十日町市」が誕生したため、新「十日町市」を川西エリア、松代エリア、松之山エリア、中里エリア、十日町エリアに改称し、津南町と合わせ越後妻有地域と呼んでいる。
(2)歴史
越後妻有の1市4町1村(十日町市、津南町、川西町、松代町、松之山町、中里村)の広域連携と地域の活性化を目指し「ニューにいがた里創プラン」が制定される。1994年に十日町地域が地域指定を受け、1996年に「越後妻有アートネックレス整備構想」が樹立。1997年に「大地の芸術祭実行委員会」が設立され、アートディレクターの北川フラムが総合ディレクターに就任。2000年に第1回大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2000が開催され、以後、3年に1回開催されるトリエンナーレ形式を採用している。
なお、3年に1回開催されるトリエンナーレとは異なる芸術祭として様々な催しが開催されている。2007年と2009年には「大地の祭」、2010年2月には「越後妻有 雪アートプロジェクト」が開催されている。
(3)大地の芸術祭
第1回大地の芸術祭は2000年7月20日から9月10日までの53日間開催され海外32の国と地域から参加したアーティストによる148作品が設置され、開催期間中の来場者数は約163,000人[1]。
第2回大地の芸術祭は2003年7月20日から9月7日までの50日間開催され、来場者数は約205,000人[2]。
第3回大地の芸術祭は2006年7月23日から9月10日までの50日間開催され、約40の国と地域から200名を超えるアーティストが参加、総作品数は329点、来場者数は348,997人[3]。
第4回大地の芸術祭は2009年7月26日から9月13日の50日間開催され、約40の国と地域から353組のアーティストが参加、総作品数は365点(うち新規・継続作品216点)、来場者数は375,311人[4]。総合プロデューサーは福武總一郎、総合ディレクターは北川フラム。
第5回大地の芸術祭は2012年に開催予定。
なお、来場者数は対外的に増やす必要があるため、各施設でのカウントの総合計で延べ人数であり実際の実人数は数十分の1である。また越後妻有交流館キナーレ、越後松之山「森の学校」キョロロ等の箱物や恒久的な芸術作品も多数設置され、維持のため多額の税金が投入されている。

5 直島「家プロジェクト」
1997年、直島でも古くから存在する集落のひとつである本村地区に現存していた古民家を改修・改造し、現代美術作品に変えてしまおうという試みで、ベネッセの福武總一郎の考案した直島プロジェクトの一環として企画、立案、実行された。本村地区にはおよそ300年ほど前から栄えていた古い町並みが残り、焼杉板張りの黒ずんだ古民家の立ち並ぶたたずまいが独自の風情をかもし出していた。そこに現代美術のネットワークを展開させたものである。プロジェクトには安藤忠雄をはじめ、宮島達男、内藤礼、杉本博司、ジェームズ・タレルなどが参加した。
アートが主張するのではなく、あくまでも人間が主役であり、アートが自然や歴史の持っている良さを引き出すべきとの總一郎のテーゼは、やがて1997年のこの「家プロジェクト」に結実する。長い歴史があるにもかかわらず、歴史の痕跡の薄く、経済が目的化している日本の文明史観に挑戦したいとの總一郎の思いから始まった企画である。直接のきっかけは直島町役場からの一本の電話である。本島地区の民家の所有者が家屋を譲りたいが、どうかというものであったが、廃屋利用の可能性のひとつとして現代アートとの融合を考えた。

6 太郎生
(1)歴史
太郎生中学校が合併し、当時村だった太郎生から中学校がなくなった。そして、太郎生に唯一あった学校、太郎生小学校も2010年4月に廃校となった。現在は平成の大合併で三重県津市三杉町太郎生になった。
(2)太郎生という名前
平安時代、多羅尾一族が住んだことに由来する。
(3)太郎生の魅力
自然が豊かであり、サルが道路に座っているなど、都会では見られない光景が見られる。手打ちそばの体験ができる。
「かじや木の工房」では木の根を利用した城のミニチュアなどの作品が見られる。もったいないアートである。
(4)太郎生としあわせサークル
しあわせサークルが現在町づくりを行っている。2009年12月太郎生に視察に行った。そこで手打ちそばの体験などもそいた。2010年11月子どもTOSSデー&1/2成人式を行った。村の人々が「絶対来年もやろう」と言っていた。

7 単元構成
第1時 都会と田舎、住むならばどちらが得なのか

第2時 都会に住むメリット、デメリット

第3時 田舎に住むメリット、デメリット

第4時 太郎生の歴史

第5時 もったいないで田舎の太郎生の町づくりを考える 本時

8 本時の授業
発問 鉛筆が短くなっちゃった。どのようにして使いますか。
・キャップとつける
説明 このように使うのですね。使ったことがある人?

発問 これは日本人のどのような精神から生まれましたか。
・もったいない
説明 トイレです。トイレの中にもったいない精神があるんです。

指示 となり近所の人と相談しなさい。

発問 何ですか。
・大小のレバー
説明 他の国には、この小がついている国はほとんどないのです。

指示 読みます。
・もったいない
説明 着物にももったいない精神があるのです。

指示 どこにもったいない精神があるのですか。となり近所の人と相談しなさい。

説明 糸をほどいて縫いかえるだけで簡単に寸法を変えることができる。
   子ども・孫へと簡単に引き継いでいくことができる、
究極のリサイクル衣料なのです。

指示 読みます。
・もったいない
説明 80年前に、ハワイで着物を作り変えてできた服が生まれました。

発問 何という服ですか。
・アロハシャツ
説明 日本人が現地の気候に合うように作り変えたのです。

指示 読みます。
・もったいない
説明 新潟越後妻有というさびれた村。小学校も廃校になってしまった。
   もったいない。この学校を利用して何か町おこしができないか。

発問 学校を何に使ったと思いますか。ノートに書きなさい。

説明 このように『大地の芸術祭』として、アートに使ったのです。
   学校だけではありません。
町中にアート作品を置き、観光客がたくさん来るようになったのです。

発問 どのような日本人の精神から生まれたのですか。
・もったいない
説明 香川県直島に家プロジェクトがあります。
   誰も住まなくなってしまった。もったいない。

発問 家の中にアートがあります。どのようになっていると思いますか。
   となり近所で話し合ってごらんなさい。

説明 滝や池が家の中にあるんです。
   自由の女神もあります。世界中からたくさんの観光客が来るようになりました。

発問 どのような日本人の精神から生まれたのですか。
・もったいない
説明 三重県太郎生地区。ここはまだまださびれたまちです。
   行ったら、サルがお出迎えしてくれるようなまちでした。

説明 ここにこんなもったいないものがありました。
・大きな木。
発問 みんなだったらこの木をどのようにして利用しますか。ノートに書きなさい。
・ログハウスを作る
・丸木舟を作る
・机やいすを作る
説明 実はこの木の根っこ、もう使われてるんです。
(工芸品の写真を見せる。)
説明 このようにもったいないものを使ってアートにした人がいます。
  「もったいない」という言葉を世界に広めたノーベル平和賞のマータイさんです。

説明 このもったいないアートを世界に広めようとしている樋山さん。
   樋山さんが今度は太郎生からもったいないを世界に広めたい。
   と言っているのです。

指示 みんなも身の回りのものをみて言ってごらん。
・もったいない
説明 そこから新たな何かが生まれるかもしれません。

9 参考文献
もったいない ワンガリ・マータイ著 マガジンハウス
教え方のプロ・向山洋一全集7知的追求・向山型社会化授業 向山洋一 著 明治図書(1999)
教え方のプロ・向山洋一全集44向山型社会・研究の方法 向山洋一 著 明治図書(1999)
向山型社会の全体像を探る 谷和樹 著 明治図書(2007)
瀬戸内アートの楽園 秋本雄史 安藤忠雄 ほか 新潮社(2006)
卒業論文【直島巡礼―香川県直島における観光現象の研究―】上田友香 大阪大学 人間科学部(2008)
直島会議V―アートと地域:マクロとミクロの間で― 江原久美子 ほか 株式会社ベネッセコーポレーション(2001)
Remain in Naoshima 秋元雄史 江原久美子 ほか 株式会社ベネッセコーポレーション(2003)
直島・家プロジェクト「角屋」 宮島達男 株式会社ベネッセコーポレーション(2001)
美術手帖2010年6月号増刊BT【瀬戸内国際芸術祭2010公式ガイドブック アートをめぐる旅・完全ガイド】大下健太郎 美術出版社(2010)
美術手帖2010年8月号増刊BT【あいちトリエンナーレ2010公式ガイドブック「アートの街」の歩き方】大下健太郎 美術出版社(2010)
美術手帖2009年8月号増刊BT【公式ガイドブック 大地の芸術祭 アートをめぐる旅ガイド】大下健太郎 美術出版(2009)
Pen[ペン]No.260 p26~97 
西の旅No.13 p4~7
現代アートナナメ読み暮沢剛巳 東京書籍(2008)
観光カリスマ―地域活性化の知恵― 日本観光協会 (2005)
観光カリスマ URL http://www5.cao.go.jp/j-j/cr/cr07/chr07_3-1-6.html


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